日経グッデイ

「企業対抗駅伝 2015 東京」参戦! 連動企画

ラン初心者が間違いがちな「ギア選び」

シューズ・ウェア・ウォッチ…「必須3アイテム」は正しく選ぶ

 ランニングは、基本的に体ひとつあれば始められるとてもシンプルな運動です。ですが、足元を支える「シューズ」や心地よく走り続けられる「ウェア」、さらに練習やレースで自分のペースをきっちりコントロールするのに役立つ「ランニング用ウォッチ」といったギア類に少しこだわってみると、ランニングがより面白くなり、しかも上達のきっかけにもなってくれます。

初心者から上級者までさまざまなレベルのランナーが参加するランニングや駅伝の大会。ケガの予防のためにも、シューズ選びは慎重になる必要がある。写真は「企業対抗駅伝2014東京大会」のスタートシーン。
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 今回は、ビギナーが上達するために欠かせない、ランニングのギアについてご紹介しましょう。

初心者は軽くて、小さめのシューズを選んで失敗する

 今のシューズを購入する際、今後の上達を見越して、ソールが薄い超軽量タイプを選びませんでしたか? もしかすると、足によりフィットするようにと、ワンサイズ小さいシューズを選んでいたりしませんか?

 実はこれ、ビギナーがうっかり失敗してしまいがちな選び方なのです。もちろん、これからランニングを始めたいと考えている人も注意が必要です。

 シューズは快適に走るのと同時に、地面に着地したときに受ける衝撃から体を守る唯一のもの。ランナーにとっては、速く走るためだけではなく、ケガを防ぐための大切な「道具」です。ところが、ビギナーの多くは「有名ランナーが履いているシューズが欲しい」「デザイン性の高いシューズがいい」と、見た目やイメージで選びがち。日経Goodayの好評連載「有森裕子の『Coolランニング』」でおなじみの五輪メダリスト、有森裕子さんも「ランニングに耐えられる足ができていない初心者こそ、シューズは『好み』や『ファッション』で選んで欲しくない」と注意を促しています。

 30分、60分、90分…と長時間走り続けられる筋肉ができていないビギナーは、フォームやペースが安定していないため、地面からの突き上げと体重による衝撃で足や膝を痛めやすいのです。先に挙げた軽量でソールが薄いタイプは、一般的にはクッション性が低く、しっかり練習を積んだ中上級者向けモデルであることがほとんどです。今履いているシューズで練習するときに、足に違和感を覚えたり、地面から強めの衝撃を感じたりするならば、まずは「足元」から見直してみましょう。

日経Goodayチームが読者ランナーと「企業対抗駅伝」に参戦!
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 5月16日に開催される「企業対抗駅伝 2015 東京大会」(荒川四木橋緑地) に、日経Goodayチームが、読者ランナーとともに参戦!
 読者ランナーの募集はすでに締め切りましたが、「企業対抗駅伝」への参加申し込みはまだまだ受け付け中です。


 多くのランナーたちと親睦を深められるいい機会。企業単位のチームで、ふるってご応募ください!

 詳しいお申込み方法はこちらから。「企業対抗駅伝2015東京大会

上達に合わせて「練習用」「レース用」を履き分ける

 一方、これから練習量を増やしてランニング大会に積極的に参加するなど、中級者へとステップアップを目指すならば、「練習」と「レース」とでシューズを履き分ける方法を取り入れてみましょう。日常の練習ではソールが「厚め」、レースでは「薄め」を選ぶことが基本となります。

 いずれにせよ、ショップで試し履きするときには、アッパー全体のフィット感に加えて、自分のかかとの形とシューズのヒールカウンター(アッパーのかかと部分)が合うかどうかをチェックしてください。足全体が包み込まれるようにフィットして、着地したときには安定感があり、蹴り出したときにシューズの中でかかとがブレないかを確認することもポイントです。

 最近は足型を測定し、その人に最も適したモデルを提案してくれるシューフィッターがいるショップも増えてきました。これからランニングを始めたいと思っている人も含め、何足も試し履きしてから購入するのがお薦めです。

注目の最新シューズ

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アディダスのテクノロジーを集約した、エントリーランナーからサブ5向けのモデル。ソールにBOOSTフォームを使用して抜群のクッション性と反発力を発揮。独特のアッパー素材で足を包み込むフィット感と安定性も確保している。

adidas ultra boost

価格2万1492円

吸汗速乾性、触感冷感性の機能があるウェアを活用する

 足元がしっかり整ったら、次はウェアにも少しこだってみましょう。

 「走るだけなんだからどんな素材でも構わない」などと考えてはいけません。これから暑くなる季節を迎えると、特に綿素材のシャツでは、汗で肌にまとわりつくために意外と快適に走ることができません。しかも汗が効率よく蒸発しないために体温が上昇し、暑熱障害を起こす可能性も出てきます。

 こうした問題をできるだけ減らしてストレスフリーでランニングを楽しむためには、春夏のシーズンに向けた専用のウェアが解決してくれます。

 近年は生地素材の進化がめざましく、通気性や吸汗速乾性に加えて、接触冷感性という機能を備えているウェアが増えています。肌に触れると冷たく感じるため、暑い日でも体から発散される汗と熱のストレスを感じることなく、走り続けることができます。

接触冷感性の機能を備えたウェアで30分ジョギングした後、体表の温度をサーモグラフィで撮影したデータ画像。体の熱をためやすい首、背中、腰の温度上昇が抑えられていることがわかる。(写真:アディダスジャパン)
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 ウェアを選ぶときには、肌触りのよさに加えて、体にピッタリとフィットするタイプを選ぶといいでしょう。

 一見、ウェアと肌との間に余裕がある方が楽に思えますが、走るときにウェアがバタつくと不快に感じるもの。先に挙げた機能を持つウェアは、体に密着することで本来の性能を発揮するように設計されています。

 最初は体にピッタリしすぎて違和感があるかもしれませんが、着慣れるとむしろその快適さに手放せなくなるアイテムです。こうした機能性ウェアの中には、「コンプレッション・ウェア」と呼ばれる筋肉の動きをサポートして疲れを軽減し、パフォーマンスを上げてくれるタイプもあります。ぜひ一着、購入しておくといいでしょう。

注目の最新ウェア

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これからの季節、ランナーにとって大敵なのは汗と体力を奪う体温の上昇。吸汗速乾性と通気性を備えた特殊な繊維で織った生地を使用し、背中から首にかけての温度上昇を防ぐ設計がされている。また、アイスドットと呼ばれるアルミ製のドットを装着し、接触冷感性も備えて、快適に走れるように工夫されている。


adidas climachill ランニングウェア

Snova climachill 半袖Tシャツ 価格4968円(4月末発売予定)
climachill ショーツ 価格5724円

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走行データが管理できる専用ウォッチでやる気をアップ!

 最後に、走力アップのためのトレーニングを支援し、やる気を引き出すアイテムとして、是非とも活用したいのがランニング用のウォッチです。目標の達成度合いや自分の走力のチェック、トレーニングの負荷のコントロールなどに役立ちます。

 各メーカーからさまざまなタイプが発売されており、走行データをはじめ、心拍数や消費カロリーも計測でき、パソコンに取り込んでクラウドで保存できる商品が増えています。管理したデータをグラフ化、数値化し、分析できるといった機能もついていたりします。昨今ではスマートフォンのアプリなどでも、かなり性能が良いものが出ていますが、走るときに身につけるにはやや大きすぎて、ストレスになることもあります。やはり腕時計型のギアが一番楽に使うことができると言えるでしょう。

 選ぶときのポイントは、操作ができるだけシンプルで簡単なこと。多機能を売りにしたモデルだと、設定方法や走行中の機能切り替えが意外と面倒になることもあります。ボタン操作に気を取られていると、転んだり、人とぶつかったりするなど、思わぬアクシデントの元にもなりかねません。

 自分がどれだけ向上しているかを視覚化して分析できれば、その進歩の度合いによって練習の励みにもなってくれます。繰り返しになりますが、初心者であれば1kmを8分から8分30秒程度、中級者ならば6分から6分30秒のペースを目標にして、測ることから始めるといいでしょう。

 このように、快適で安全なランニング・ライフを続けるためには、「シューズ」「ウェア」「ランニング用ウォッチ」という自分に適したギア選びが何より肝心だといっても過言ではありません。

注目の最新ウォッチ

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内蔵の加速センサーで、ワンタッチでペースと距離、スピードや消費カロリー、ストライドレート等のデータを計測。リアルタイムにLEDディスプレイとLEDインディケーターで表示する。BluetoothでスマートフォンのmiCoach train & runアプリと連動しての管理もできる。

micoach FIT SMART

価格2万4840円

既に好評をいただいているランニング関連コラムも、一緒にお楽しみください。

有森裕子の「Coolランニング」

「あなたのランニングシューズ、本当に合ってますか?」

「こんなランナーにはならないで」

「レース後の「ケア」こそ、ランニングを長続きさせるコツ」

走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~

「初心者は小さめのシューズを選んで失敗する」

「暴走?迷走? まさかの“ぼっち参戦”で初レースに挑んだ結果」

「目標は「速く走ること」ではなく「楽に走ること」」

 


 次回は、いよいよ「企業対抗駅伝2015東京」で日経Goodayチームに参加する読者ランナーの決起集会の模様をプロフィールとともにご紹介します!

(文:松尾直俊=フリーライター)

このサイトで紹介した商品の詳細はアディダスジャパンでご確認ください。