4つのデイリーケア・メソッドで体の固まりとゆがみを取る
体の前面にある「鎖骨」「胸郭」「股関節」が固まると、全身を大きく動かせない。そこで、4つのデイリーケア・メソッドを使ってほぐしていこう。各メソッドには、骨盤や胸郭のゆがみ、固まり具合をチェックし、整える役割もある。「体のゆがみを整え、筋肉や靭帯を動かせる範囲(可動域)を広げることが大切」だと、蒲田准教授はアドバイスする。
メソッド1:筋肉に張り付いた皮膚をはがす「つまみさすりほぐし」
手で皮膚をつまみ、体の前面の3カ所を上下、左右にさすってほぐす。つまんだときに痛みがある人、皮膚がつまめない人は、「筋肉の表面の筋膜が、皮下脂肪や皮膚に張り付き、本来の動きが狭められている」(蒲田准教授)。皮膚と筋肉を引きはがす感覚でまんべんなくつまみほぐそう。
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- 骨盤の安定は腰痛解消にもつながる