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トピックス from 日経電子版

かかと落としで骨粗しょう症防ぐ カルシウムも補給を

骨密度を検査、早期発見で薬物治療

 日本経済新聞電子版

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 骨粗しょう症の予防は、運動や食事など生活習慣の改善が基本になる。山王メディカルセンター(東京・港)女性医療センター長の太田博明氏がすすめる運動は「かかと落とし」。両足をそろえてまっすぐ立ち、かかとを上げる。つま先立ちの姿勢から、かかとをストンと落とす。2秒に1回のペースで50回繰り返す。

 姿勢が不安定になる場合は、いすの背などにつかまるとよい。大切なのは、ストンと一気に着地するときの骨への衝撃だ。「体重の3倍の負荷が骨芽細胞を活性化し、骨を丈夫にする」(太田氏)

 食事では骨の主成分であるカルシウムタンパク質を積極的にとろう。牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品はカルシウムが豊富で吸収率が高く、タンパク質も含む、骨強化のための必須食品だ。

 「カルシウムの吸収を助けるビタミンDも、骨粗しょう症予防には欠かせない」(太田氏)。サケやウナギ、イワシの丸干し、干しエビなどに多く含まれるので、意識してとるとよい。ビタミンDは日に当たると体内で合成されるので、適度な日光浴も有効だ。

 骨粗しょう症または予備群と診断されたら、薬物療法を始める。太田氏は「骨量を増やして骨を若返らせ、骨折をしっかり防ぐには、薬による治療が不可欠」と話す。骨粗しょう症の薬は近年、飛躍的に進化しているという。骨に必要な栄養素を補う薬、骨を壊す破骨細胞の働きを弱める薬、新しい骨を作る骨芽細胞の働きを高める薬などが続々と開発されている。

 骨粗しょう症は実は、高齢女性だけの病気ではない。太田氏は「糖尿病などの生活習慣病の影響で骨質が劣化し、骨粗しょう症となる中高年男性が増えている」と指摘する。老若男女問わず、日ごろから骨の強化を心がけよう。

(ライター 松田亜希子)

[NIKKEIプラス1 2018年10月27日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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