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急な運動かかとに激痛 足底腱膜炎、ストレッチで軽減

 日本経済新聞電子版

 症状が出たら、専門の医療機関を受診する。問診や触診のほか、超音波検査や磁気共鳴画像装置(MRI)で足底腱膜の状態を診てもらうことになる。治療に当たっては消炎鎮痛剤(湿布や塗り薬、飲み薬)で痛みを抑える(対症療法)、足裏のストレッチをする(理学療法)といった方法が考えられる。

 野口院長は「足裏ストレッチを毎日することで改善する場合が多い」と語る。ストレッチには例えば両手でかかとと足指を持ち、指をそらして足裏をのばす動きがある。1回あたり20秒、1日に10回程度を目安にするとよい。

 靴にインソール(中敷き)を入れるのを勧められることもある。それぞれの足裏の状態に合わせたものを使うことで、足底腱膜への負担を減らす。医師に足底腱膜炎と診断されれば、保険が適用される。購入費用は本人3割負担のケースで1万~2万円程度になる場合が多い。

 生活や仕事に支障が出るほどの強い痛みはステロイド注射で抑える手もある。

 笹原院長は「インソールの使用、ストレッチなどの理学療法をしっかりすれば、痛みが再発しないケースが目立つ」と説明する。

 一方、理学療法を数カ月間続けても症状が改善しない場合は難治性足底腱膜炎と診断される。この場合、体外で発生させた衝撃波を患部に照射する「体外衝撃波治療」も選択肢に入ってくる。条件を満たせば保険も適用される。

 最近では「自分の血液から血小板のみを分離し、患部に注射する治療法も出てきている」(笹原院長)という。ただし保険適用外でもあり、まだ一般的ではないという。

 「痛みを感じたら、早めに医療機関を受診してほしい」と野口院長。いったん痛みが引いても再発しやすいといい、足裏のストレッチなどを続けるよう心がけたい。

(ライター 仲尾 匡代)

[NIKKEI プラス1 2021年11月13日付]

この記事は、NIKKEI STYLE「健康づくり」からの転載です。

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