日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > トピックス from 日経電子版  > 女性に多い尿漏れ・頻尿 骨盤底筋鍛え対策を  > 2ページ
印刷

トピックス from 日経電子版

女性に多い尿漏れ・頻尿 骨盤底筋鍛え対策を

 日本経済新聞電子版

神経伝達も一因

 腹圧性の失禁とは少し症状の違うものに切迫性尿失禁がある。多くは過活動膀胱と呼ばれる、尿意切迫感があって頻尿の症状を伴うものが原因だ。急に尿意を感じ、トイレまで間に合わない。膀胱と脳の伝達がうまくいかず、膀胱が勝手に収縮し漏れてしまうという。

 水分の取りすぎのこともある。1日の標準水分摂取量の目安は1~2リットルと考えよう。また、抗コリン薬などの薬物療法で緩和できることも多い。骨盤底筋トレーニングもいいが、腹圧性の場合より効果が落ちる。

[画像のクリックで拡大表示]

 この場合は膀胱訓練もいいという。過活動膀胱の人の多くは、尿意を感じても膀胱に尿があまりたまっていない。それなのに排尿していると、膀胱自体が縮んでますます頻尿になる。心配するあまり、早めにトイレに行く場合も同様だ。

 ためられる尿量を増やし排尿間隔をあける訓練をする。尿意を感じたら5秒ほど我慢する。1週間ほど続けたら、5分、10分と延ばしていく。1カ月ぐらいで効果が見え始めるという。

 腹圧性と切迫性の両方の症状がある混合性尿失禁の人は3割。主な症状に応じた治療をする。

 自分の症状を知るためには排尿日誌をつけてみよう。トイレの時刻、排尿量、尿意の有無、尿漏れの程度、水分摂取量などを2~3日分記す。標準の排尿回数は昼が5~7回で夜は0~1回、量は1回200~400ミリリットルだ。「日誌は診断にも役に立つ」(関口氏)

 「尿漏れや頻尿が心配で外出したくない、好きな趣味をやめたくなったなど、あればぜひ受診を」と関口氏。「泌尿器科の中でも排尿機能の専門医が望ましいが、まず内科や婦人科のかかりつけ医でもいい」(高橋氏)

排尿痛あれば膀胱炎も疑って

 頻尿でも、きちんと医療機関で診てもらった方がいい場合がある。頻尿だけでなく、膀胱や会陰部が痛むときは、間質性膀胱炎の疑いがあるという。

 膀胱炎には細菌性のものもあり、頻尿となるが、尿検査でわかるほか、尿を出し終わるときに痛みがあるのが特徴だ。一方、間質性膀胱炎は、原因不明で膀胱に炎症が起こる。尿がたまると痛い。抗生剤を飲んでも過活動膀胱の薬を飲んでも症状がよくならず「慢性膀胱炎」などと見逃されがちな疾患だ。

 40歳以上の女性に多い。適切な治療で生活に支障のないところまで緩和できる。自己判断せず、必ず受診しよう。

(ライター 小長井絵里)

[日経プラスワン2015年11月21日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 睡眠不足は肥満や生活習慣病のリスクを高める

    近年、睡眠不足が積み重なる「睡眠負債」の怖さが取り上げられるようになり、睡眠の大切さがクローズアップされている。実際、睡眠不足や質の低下が、疲れや集中力の低下につながることを実感したことがある人も多いだろう。しかし、問題はそれだけではない。睡眠不足や質が低下すると“太りやすくなる”。さらに、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクも高まることも分かっている。そこで本特集では、睡眠と生活習慣病の関係から、実践的な睡眠改善法までを一挙に紹介する。

  • 女性の「尿漏れ」「頻尿」には骨盤底筋トレーニングが効く!

    トイレに行く回数が多い、くしゃみをすると少し漏らしてしまう、突然尿意に襲われて我慢できない…。女性の尿の悩みは、「頻尿」や「尿漏れ(尿失禁)」が多いのが特徴だ。これらを改善するにはどうすればいいのだろうか?

  • 男性も無関係ではない骨粗鬆症、飲酒・喫煙・高血糖はリスク

    骨がスカスカになってもろくなり、骨折の危険性が増すのが「骨粗鬆症」だ。急速な高齢化に伴って患者数が増えており、日本骨粗鬆症学会などによると、日本における患者数は現在1300万人と推定されている。骨粗鬆症というと女性のイメージがあるが、男性の患者数は300万人と見られている。本特集では、骨粗鬆症が起きる仕組みから、気をつけたい生活習慣、そして骨を強くするための対策までを一挙に紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.