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トピックス from 日経電子版

室温・湿度管理でインフル予防

20度以上、50~60%が理想

 日本経済新聞電子版

 ただし、使い方には注意が必要。湿度70%以上になると「過敏性肺臓炎と呼ぶアレルギー性の肺の病気を起こす人がいる」(瀬戸口教授)。部屋の湿度が高過ぎると加湿器の中にも細菌やカビが育ちやすくなり、これらを長期間吸い込み続けて起きるという。最悪の場合は呼吸困難に陥ることも。加湿し過ぎはやめ、タンクは1日おきに清掃したい。

 このほか、適度な湿度と温度を保つには、部屋の換気ほか、うがいやマスクの着用、水分をこまめにとるなどで口の中を潤すこともよいだろう。寒いからといってすぐに暖房機に頼るより、着る服で調節するのも手だ。

 一方、家電商品でも、空気清浄機機能搭載のエアコンなどが出回っているが、「空気清浄機そのものでウイルスを除去するデータは出ていない」(瀬戸口教授)という。

ワクチンだけでは感染防げない

 インフルエンザの予防接種を受けた人も、受けるかどうか迷っている人もいるだろう。A、B、Cの3つ型があるが、大流行の原因となるのはAとB。「今季は従来の3種類に、新たな1種類を加えた4種類のウイルスタイプに対応するワクチンを導入している」(国立感染症研究所の小田切孝人インフルエンザウイルス研究センター長)。

 「昨年打ったが発症した。打っても効かない」という人がいる。しかし、「ワクチンは重症化を防ぐもの。感染しないというものではない」(瀬戸口教授)。感染するかしないかの決め手は、日常生活での乾燥と温度対策にあると心得て、冬を乗り越えたいものだ。

(ライター 高谷治美)

[日経プラスワン2015年11月14日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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