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気温低下は要注意 いきなり痛む五十肩を運動で防ぐ

 日本経済新聞電子版

気温が下がる冬場にかけて発症することも多いという四十肩・五十肩。最近は低年齢化も進んでいる。肩こりと違って炎症を伴い、適切な処置をしないと関節が硬くなる。秋からできる予防法をまとめた。

写真はイメージ= (c)rido-123RF

 突然肩に激しい痛みが起こって腕を動かせなくなる五十肩(肩関節周囲炎)。その名の通り50代で発症することが多く、40代で起こった場合は四十肩と呼ぶが、症状は変わらない。血行不良などによる肩こりと違って炎症を伴うのが特徴だ。どこかにぶつけたわけではないのに、肩関節の周囲に炎症が起こる。

 なぜ炎症が起きるのか、はっきりした理由は分かっていないが、肩関節を構成する部分が加齢などで変性することなどが想定される。

 麻生総合病院(川崎市)スポーツ整形外科部長の鈴木一秀氏によると、「肩の深部にある筋肉の『腱板』が衰え、表層筋とのバランスが崩れた結果、関節の中にブレが起こる」ことが要因として考えられている。「要因に季節は関係ないが、冬は寒さで筋肉が硬くなったり、衣服の重ね着のため動きが鈍くなるせいか、発症しやすい印象がある」(鈴木氏)という。

 四十肩・五十肩は3段階で進む。最初は炎症を起こして痛みが強い急性期。次に炎症が治まるが鈍い痛みが続く慢性期があり、最後は痛みはないが動きの悪さが残る回復期になる。

 まず、発症から3カ月程度までの急性期は「炎症が強いので無理に動かさないこと」と東邦大学医学部整形外科学講座教授の池上博泰氏は注意する。無理に動かすと炎症が強くなり、損傷を起こすこともある。なるべく動かさず、痛みが治まるのを待つ。この時期、整形外科にかかると、消炎鎮痛薬などが処方される。

[画像のクリックで拡大表示]

 発症後3カ月から1年ほどの慢性期は、激痛は薄れるものの鈍痛が残り、肩の動かせる範囲が限られてしまう。そのまま放っておくと関節内の腱などの組織が硬くなり動かしにくくなる。そこで、痛くない範囲で運動療法を始める。

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