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トピックス from 日経電子版

シニアに広がるドライアイ スマホが影響、不眠の恐れ

 日本経済新聞電子版

 日常生活でパソコンやスマホの画面を見る時間を減らせないなか、日本眼科医会は「目を休ませるため、20分ごとに20秒間遠くを見る」といった方法を提案する。目を大きく開くと涙が乾きやすくなるため、あまり開く必要がないよう、画面の位置を低くするなどの対応も有効という。

 目の周囲にあり、油分を分泌する脂腺の働きを改善させることも効果的。油分はまばたきによって涙の表面に広がり、蒸発を防ぐ役割を持つ。脂腺の出口が詰まれば、油分が出にくくなるため、平松氏は「蒸しタオルなどで目の周りを温めて、詰まりを和らげることがお勧め」と話す。

 市販の目薬では、人工涙液などの防腐剤を含まないタイプが活用できるという。石岡院長は「頻繁に使うと、涙が押し流されたりして、涙の層を乱したりするため逆効果。1週間ほど使って改善しない場合、眼科を受診してほしい」と呼びかける。

◇     ◇     ◇

目の健康、睡眠や運動で維持

 涙の状態が悪化すると、視力の低下にもつながりかねない。涙の役割は多岐にわたっており、専門家は「重要性を認識することが、涙の健康を維持する第一歩」と指摘する。

 涙は目の表面を覆うことで、ごみなどの異物が入らないように守る役割を果たしている。仮に入った場合でも、涙が洗い流す。きれいな画像で見えるよう、目の表面を滑らかにして、視力の質を上げる機能もある。

 京都府立医大の横井則彦・病院教授は「涙には様々な成分が含まれることも知ってほしいポイント」と話す。例えばビタミンや酵素は紫外線対策となっており、タンパク質は細菌感染を防いでいる。

 「涙を守ることは目だけでなく、全身の健康を保つ秘訣」と横井・病院教授。涙の分泌と質の向上のため、「十分な睡眠や適度な運動を心がけることが欠かせない」という。

(ライター 南雲つぐみ)

[日本経済新聞夕刊2021年9月8日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「病気・医療」からの転載です。

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