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トピックス from 日経電子版

低血圧、水分補給欠かさず 夏は薬服用で下がりすぎも

 日本経済新聞電子版

 血圧管理について佐藤副院長は「家庭で1日2回、起床時と就寝前に測定して記録する習慣をつけたい。季節や日ごとの変動の傾向をつかむためにも大切だ」と語る。

 横尾主任教授は血圧とともに体重も測るよう勧める。起床時の体重が就寝前より1キログラム以上減っていれば、夜間に脱水状態となっている可能性があるためだ。

 夏は暑さで体温が上がり、熱を逃がそうと血管が拡張する。汗をかいて体内の水分と塩分が排出されることもあって、健康な人でも血圧が下がりやすい。高齢者は特にのどの渇きを感じにくく、トイレに行く回数を抑えようと水分を控えてしまう人がいる。

 田中院長は「低血圧の改善には脱水予防が重要だ。少量ずつでもこまめに水分を補給しよう。1日に1.5~2リットル程度を目安にしてほしい」と助言する。夜間は冷房をつけていても寝汗をかく。就寝前やトイレに起きた際にも水分補給を心がけたい。

 低血圧だからといって、血圧を上げようと過度に塩分を摂取する必要はない。佐藤副院長は「通常1日3食とっていれば塩分不足にはなりにくい。血管を収縮させる作用があるカフェインを含むコーヒーや緑茶を食事時に飲むと、一時的に血圧を上げ、ふらつきなどの症状の緩和が期待できる」と説明する。

 血圧を調整する自律神経の機能を高めるため、適度な運動も習慣にしたい。低血圧だと下半身に血液がたまりやすい。心臓に血液を戻すポンプの役割をするふくらはぎの筋肉を運動で鍛える。血流を促すため、日中に弾性ストッキングを身につける手もある。それでも症状が続く場合は血圧と体重の記録を持参して医療機関に相談したい。

(ライター 田村知子)

[NIKKEIプラス1 2021年8月7日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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