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低血圧、水分補給欠かさず 夏は薬服用で下がりすぎも

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血圧は低い方が健康という印象があるかもしれない。ただ立ちくらみやめまいなどの症状を伴う低血圧は放置すると危険。高血圧で薬を服用中の人も夏場は血圧が下がり過ぎることがある。注意点をまとめた。

(写真はイメージ=123RF)
(写真はイメージ=123RF)

 生活習慣病のひとつとされる高血圧に比べ、低血圧はそれほど問題視されてこなかった。診断基準も日本では高血圧ほど明確ではない。一般的には心臓が収縮して血液を送り出すときの最高血圧(上の血圧)が100mmHgに満たない場合を呼ぶ。

 国際医療福祉大学三田病院(東京・港)の佐藤敦久副院長(内科)は「低血圧が体質的なもので、原因となる病気や自覚症状がない場合は特に心配はない。むしろ心血管系疾患のリスクを下げる利点がある」と話す。ただし脳への血流低下による立ちくらみやめまい、頭痛といった症状がある場合には注意が必要だと訴える。

 OD低血圧クリニック田中(大阪市)の田中英高院長は「寝た状態から体を起こしたり、座った状態から立ち上がったりしたときにふらつきなどがひどくなる場合は起立性低血圧が疑われる」と指摘する。食後に倦怠(けんたい)感や強い眠気などが表れる場合、食事性低血圧が考えられる。

 糖尿病や腎臓病、心疾患などの病気や薬が原因の場合、症候性または二次性低血圧と呼ばれる。東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科の横尾隆主任教授は「高血圧で薬(降圧薬)を服用している人は夏場の一過性の低血圧に注意してほしい」と呼びかける。

 血圧を上げるホルモンに作用する薬(ARB・ACE阻害薬)や利尿薬は発汗などで脱水が進むと、効き目が強く表れて血圧を下げ過ぎるケースがあるという。「こうした一過性の低血圧は急性腎障害や脳梗塞を引き起こす恐れがある」と横尾主任教授。薬を処方する医師にも配慮が求められるが、患者としても暑い時期の急激な血圧低下は危険なことを覚えておこう。

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