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トピックス from 日経電子版

病気防ぐ夏の水分摂取 少量こまめに、3食しっかり

脱水で心筋梗塞も…塩分忘れずに

 日本経済新聞電子版

経口補水液使う

 脱水対策は、日常的な予防策と脱水に陥った場合に分けて考えよう。予防の基本は食事。3食しっかり取って食事からの水分を確保する。その上で適宜好きな飲み物を飲む。一度にたくさん飲むより、少量ずつ何度も取る方が吸収しやすい。

 ただし、ビールは水分にカウントしない。アルコールによる利尿作用で、飲めば飲むほど尿が出て脱水が進む。「ビールをおいしくするために水分を我慢する」のは論外。「暑い日に飲むなら、つまみもしっかり食べ、食物からも水分を補給して」と谷口氏。

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 お茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料にも利尿作用がある。ただ、「日ごろからよく飲む人なら体が慣れており強い作用はない。1日1リットル以内なら水分として取って問題ない」(谷口氏)。

 脱水症状が出たら、とにかく水分摂取を。このときは、水と塩分を素早く取れる「経口補水液」が理想的だ。薬局やドラッグストアで手に入るので何本か常備しておこう。意識がハッキリせず、経口補水液も飲めないようなら一刻も早く救急車を呼ぶ。

 脱水かどうか分からないが具合が優れないなら、経口補水液を飲んでみよう。健康なら塩味や苦みを強く感じる。甘くおいしく感じられるようなら脱水の可能性が高い。

◇     ◇

“保水力” 維持に筋トレが効果

 「体の中で水分を多く含む臓器といえば、脳、消化器、筋肉の3つ」と谷口氏。水分量が多いだけに脱水になるとダメージも大きい。脳がダメージを受けるとめまいや立ちくらみが、消化器なら食欲不振や吐き気、筋肉の場合は筋肉痛やこむら返りなどが起きる

 「高齢者が脱水になりやすい理由の一つは、筋肉の衰え」(谷口氏)。筋肉は加齢と共に衰える。筋肉がやせると、体の“保水力”が落ちて、脱水になりやすいという。「筋トレで筋肉を維持すれば、高齢者の脱水の予防になる」(谷口氏)。さらに、トレーニングの直後には、筋肉の材料になるたんぱく質をしっかり食べることが大事だ。

(ライター 北村 昌陽)

[日経プラスワン2016年7月30日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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