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トピックス from 日経電子版

ストレスきっかけに適応障害 うつ病との違いは?

 日本経済新聞電子版

 気分の落ち込みが2週間以上続く場合、心療内科や精神科を受診するようにしたい。治療に当たってはまず休養を十分取るよう勧められる。川村院長は「しっかり睡眠を取ることが大事だ。不眠や抑うつ、強い不安といった症状がみられる場合は必要に応じて睡眠薬や抗うつ薬、抗不安薬を使うこともある」と語る。

 同時にストレスのもととなっている環境の改善も試みる。仮に職場に問題があったとすれば、上司と話して仕事の進め方を変えたり、配置転換してもらったりする。難しいときは転職を検討することもありうる。

 岡田院長は「医師と相談しながら話し合うといい」と助言する。環境を変えるためには家族をはじめ周囲の理解や協力も欠かせない。

 責任感が強く、頑張りすぎる人はストレスがたまりやすい。完璧を求めすぎないように思考・行動を変えていく手もある。心理療法やカウンセリングが活用される。

 ストレスへの対処法としては「家族でも、友人でも、趣味のつながりでもいい。いざというときに避難できるような、仕事以外の場を確保しておくと安心できる」と岡田院長。悩みやつらさをひとりで抱え込みすぎない。助けを求められる相手をつくる。こうした自分なりの備えを普段からしておきたい。

 コロナ禍で直接人と会う機会が減った今、電話やメール、オンラインなどでの交流を意識して増やすのも重要だという。張客員教授は「ソーシャルディスタンス(社会的距離)が叫ばれているが、感染予防に必要なのはフィジカルディスタンス(物理的距離)。仲間との社会的距離は積極的に縮める努力をしてほしい」と訴える。

(ライター 佐田 節子)

[NIKKEI プラス1 2021年7月24日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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