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トピックス from 日経電子版

実は夏に多い虫垂炎 右下腹に痛み、再発リスク意識

 日本経済新聞電子版

 保存的治療を考える場合、悩ましいのは再発だ。4人に1人ほどの割合で再発する可能性があるとされる。

 相談を受けたとき、大場外科科長は「再発するのは1年以内が多い。受験生では試験直前に再発するリスクを防ぐため、手術治療を勧めることがある」と話す。

 大阪大学大学院の竹田潔教授(免疫制御学)は「無用の長物だと考えられてきた虫垂が重要な免疫器官だと分かってきたことも不要の手術を減らす動きにつながった」と指摘する。竹田教授は虫垂が粘膜の免疫機能を活性化し、大腸の腸内細菌のバランスを保っていることを解明。「研究を日本人に増えている炎症性腸疾患の治療法開発につなげたい」と強調する。

 虫垂炎については発症や再発のメカニズム、予防法などさらなる研究が求められている。食物繊維を多く取る人は発症リスクが低いという研究結果があり、宮田院長らの文献調査でもこの内容をサポートする論文が多かった。「食物繊維をしっかり取り、規則正しい食生活で便秘を防ごう」と助言する医師が多い。

 若い人に多い印象があるが、高齢者まで幅広く発症する可能性がある。いざというときに備え、初期症状など基礎知識を知っておきたい。

(ライター 荒川直樹)

[NIKKEI プラス1 2021年7月3日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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