日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > トピックス from 日経電子版  > 夏の快眠、鍵は「深部体温」 風呂ぬるめで体内涼しく  > 2ページ目
印刷

トピックス from 日経電子版

夏の快眠、鍵は「深部体温」 風呂ぬるめで体内涼しく

 日本経済新聞電子版

 この時期は38.5~39度のぬるめのお風呂にゆったり入るとよい。「手足など体の末端を温めると血液の循環を促し、体からの放熱が進むので、体温が下がりやすくなる」と杉原さん。副交感神経も優位になるため、リラックスできて良い睡眠につながる。

 入浴で皮膚を清潔にするのも快眠に有効だ。清潔な肌の表面に風が吹くと汗が一気に蒸発し、気化熱で体温が下がるが「脂ぎった肌だと玉のような汗が垂れて、体温調節の効率が悪くなる」(梶井理事長)。

 就寝時はワッフル生地など表面に凹凸のある生地や機能性繊維を使った、汗の吸収が良く速乾性の高い素材のパジャマや寝具を使おう。暑いからと肌を露出して眠ると「汗を吸収するものがないため、肌に汗がずっと残る」と杉原さん。

 夏の睡眠時も「頭寒足熱」の考え方が有効だ。暑さで寝苦しい時は頭に冷却シートを使っても良いが「逆に足元は冷やしすぎず、掛け物をしっかりと掛けると、皮膚や体の末端からの放熱をスムーズにしてくれる」(杉原さん)。

 睡眠にとって望ましい室内の環境は温度が26~29度、湿度は50%以下が目安だ。近年は高気密の住宅が増え、都市部では建物の密集も進む。住環境の変化で温度や湿度が夜も下がりづらく、夏の寝苦しさを感じやすくなっている。

 日本女子大学家政学部住居学科の細井昭憲准教授によると「高気密・高断熱の鉄筋コンクリート(RC)造や集合住宅は熱容量が多いため、室温は外気温から6時間ほど遅れて午後8時ごろがピークになる」。

 最近多いひさしのない戸建て住宅は特に、夏至以降の時期は強い日差しで室内温度が上昇しやすい。夜に帰宅したらまず窓を開け放ち、日中に温まった床や天井、壁を冷ましてから、エアコンのスイッチを入れる。

 気温だけでなく、湿度も眠りの質を左右する。室温が27度と理想的でも、湿度が60%を超えていると不快に感じやすい。「最近は除湿をせずに、温度だけを下げるエアコンも多い」と細井准教授。自宅のエアコン機種を確認しておこう。

 エアコンの風は自動運転中で風量が弱めでも、約7メートル先まで届く。体に直接風が当たらないように、エアコンの吹き出し口の向きにも気をつけたい。

(ライター 巴 康子)

[NIKKEIプラス1 2017年7月8日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「ウォーキング」「ジョギング」 大きな健康効果を得るための小さなコツ

    ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」には、「コロナ太り」の解消や、生活習慣病の予防、免疫力アップなどが期待できる。ただし、漫然と歩くだけでは運動効果は低いし、かといって本格的なジョギングは運動初心者にはハードルが高い。そこで運動効果の上がる歩き方と、初心者でもできる走り方のコツを紹介する。

  • 悩ましい「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法

    放っておいても失明につながる心配はないものの、日常生活に不便をもたらしたり、疲れや肩こりなどの体の不調を引き起こす、悩ましい目の症状。今回は、そうした「ちょっと困った目の症状」の代表例である「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法をまとめていく。

  • 「眠れない」を解消して抵抗力を高める、3つのNGと6つのテク

    暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.