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トピックス from 日経電子版

尿路結石、運動不足や過食が誘発も コロナ下は要注意

 日本経済新聞電子版

 一般的に男性よりも女性の患者の方が少ないが、みたか南口泌尿器科クリニック(東京都三鷹市)の長尾慶治院長は「閉経後の女性も要注意」と話す。女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少が発症に関わることが明らかになっているのだという。

 予防には生活習慣の改善が欠かせない。まず水分摂取。1日に2リットル以上を心がけたい。水や麦茶がいいようだ。夏に発症しやすいのは体内の水分が不足して尿の濃度が高くなり、結石が生じやすくなるからだ。普段以上に水分摂取を意識する必要がある。

 コーヒーや紅茶、高級な緑茶、ホウレンソウといった食品には結石の原因となるシュウ酸が多く含まれる。取り過ぎは控えよう。カルシウムは結石の成分でもあり、かつては摂取制限の動きがあったが、今では適度に取るよう推奨されている。カルシウムが腸内でシュウ酸と結合し、便として排出されるため、尿中のシュウ酸が増えにくいとされる。例えばコーヒーを飲むときには牛乳を入れるのがおすすめだという。

 アルコールも要注意。坂本医師は「ビールに多いプリン体が尿酸値を高め、結石を誘発しかねない」と忠告する。

 もちろんカロリーの高い食生活や運動不足での肥満にも気を付けたい。

 治療については結石が小さかったり、無症状だったりした場合、運動や水分摂取で自然に排出されるのを待つことが多い。痛みがある場合は鎮痛薬や結石の排出を促す薬を使って出るのを待つ。

 ただ結石が比較的大きくて自然排出を期待できない場合は体外から衝撃波を与えて砕いたり、尿道から内視鏡を入れてレーザーで砕いたりして摘出する。背中から腎臓に穴を開けて内視鏡を入れて砕く手術法もあるが、体への負担は大きい。

 尿路結石は再発率も高いという。長尾院長は「結石が見つかったら、専門クリニックで予防指導を受けるのが望ましい」と話す。

(ライター 仲尾匡代)

[NIKKEIプラス1 2021年5月22日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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