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ふくらはぎの肉離れ 中高年、急な動きに要注意

 日本経済新聞電子版

新型コロナウイルス禍で外出の機会が減ったとはいえ、適度な運動は心身のリフレッシュに欠かせない。ただ中高年になると、慣れない運動でふくらはぎの肉離れ(テニスレッグ)を起こすことも。注意して臨みたい。

写真はイメージ=123RF

 テニスレッグはふくらはぎの肉離れの通称。筋肉が縮んだ状態から急に引き伸ばされるなどして筋肉が断裂してしまう。テニスでサーブをするときに多く、こう呼ばれるようになったとされる。他にも球技で急にダッシュや方向転換、ジャンプといった動きをしたり、十分な準備運動をせずに走り始めたりしたときにも起こる。

 ふくらはぎに石が強く当たったような強い痛みから、筋肉の違和感まで程度に差はあるが、発症時に適切な処置をしないと筋肉の中で出血が広がってしまう。痛みが大きくなるばかりか、そのままにしておくと筋肉の柔軟性が失われ、再発しやすくなる。

 増本整形外科クリニック(東京・杉並)の増本項院長は「中高年に多いスポーツ外傷のひとつ」と解説する。自らもコートが使えずに趣味のテニスができなくなった際、運動不足を解消しようとランニングをしていて経験した。すぐテニスレッグと気づき、自宅に戻って応急処置をしたが、3週間ほど運動を控える状態になったという。

 テニスレッグになったときの対処法として井上整形外科クリニック(熊本市)の井上誠一理事長は「いったん運動をやめ、『RICE(ライス)』と呼ばれる処置をしてほしい」と助言する。安静(Rest)にし、患部を冷やし(Icing)、包帯などで巻いて圧迫し(Compression)、心臓より高い位置まで上げる(Elevation)方法だ。

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