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トピックス from 日経電子版

気温上昇中、今年は春から脱水対策

冷房効いた屋内でも水分補給 乳幼児・高齢者は注意

 日本経済新聞電子版

 脱水の最大の予防策は、こまめに水分と塩分をとること。発汗以外に呼気や皮膚から水分が出る「不感蒸泄(せつ)」は、成人で1日約500~900ミリリットルに上る。脱水というと暑い中での作業時に起きる症状というイメージがあるが、エアコンの効いた屋内でも起こる

 「乾燥した空気や扇風機の風などにより、不感蒸泄の量が増える一方、暑くないから大丈夫と考え十分な水分を摂取しないと起きる」と高瀬氏。「特に高齢者は、喉が渇かなくても水分補給を」

 水分補給のタイミングは、就寝や入浴、運動の前後と運動中、外出前や飲酒後。高瀬氏は「外出の前や食欲がない時、下痢の時は経口補水液を飲む」ことを勧める。

 ミネラルウオーターなど水分のみの摂取だと、塩分が薄まって塩分欠乏タイプの脱水になる可能性がある。「高齢者は特に、塩分欠乏性脱水が幻覚や幻聴などのせん妄を引き起こし、判断力を低下させてさらに脱水になるという悪循環に陥る」と高瀬氏。

[画像のクリックで拡大表示]

 効果的に水分と塩分を吸収するには、経口補水液が適している。適度な塩分とその吸収を促す糖分がバランスよく含まれるためだ。スポーツドリンクは経口補水液に比べ、塩分が少なく糖分が多い。水分補給の目的で飲み過ぎないようにしよう。

 食事をしっかりとることも脱水予防につながる。通常、成人が1日に摂取する水分は約2.5リットルで、うち1リットルは食事から取っている。「みそ汁やスープなら、塩分も一緒にとれる」(佐々木氏)。十分な水分を蓄えられる体にするため、適度な運動で筋肉をつけることも大切だ。

(ライター 武田京子)

[NIKKEIプラス1 2018年4月21日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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