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トピックス from 日経電子版

市販の痛み止め 成分とデメリット、正しく知ろう

 日本経済新聞電子版

薬の併用に注意

 さらに、購入時にもいくつか注意が必要だ。

 一つ目は、ブランド名が同じでも、含まれる成分が同じとは限らないこと。例えば、ブランド名は「バファリン」(ライオン)でも、「バファリンA」の痛み止め成分はアスピリン、「バファリンEX」はロキソプロフェンナトリウム水和物、「バファリンプレミアム」はイブプロフェンとアセトアミノフェンと、異なる。いつも飲む薬を決めている人は、商品名を正確に覚えておこう。

 二つ目は、エヌセイズの成分が含まれている薬は解熱鎮痛薬に限らないので、成分が重複し取り過ぎる可能性があることだ。例えばイブプロフェンやアセトアミノフェンは、市販のかぜ薬(総合感冒薬)にも含まれていることが多い。重複を避けるため、薬にどんな成分が含まれているか、外箱や薬と一緒に入っている説明書(添付文書)で確認しておくとよい。

 三つ目は、ロキソプロフェンナトリウム水和物が含まれる「ロキソニンS」などは、相対的にリスクの高い「第1類医薬品」に分類されているということ。3月下旬には小腸や大腸がすぼまって狭くなる副作用が報告された。必ず薬剤師に相談し、説明を理解してから買おう。

 エヌセイズの副作用は胃腸障害以外にもある。使用後1時間以内に、鼻水・鼻づまり、息苦しさ、せきなどの症状が出た場合、アスピリンぜんそくが疑われる。アスピリンぜんそくは、成人ぜんそくの1割と言われる。アスピリンに限らず、エヌセイズ全般が原因となる。アスピリンぜんそくと診断されている人は、エヌセイズの成分入りの薬は避けるべきだ。

 エヌセイズの成分の一つケトプロフェンには、光刺激に過敏になる副作用があることが知られている。筋肉痛を和らげる湿布剤などに含まれることが多く、日光で赤く腫れたり、かゆくなったりする。広島国際大学薬学部准教授の佐々木順一氏は「濃い色の服やサポーターなどを着用して、少なくとも4週間は患部に日光が当たるのを避けてほしい」と助言する。

頭痛薬飲み過ぎで頭痛に

 頭痛薬を飲み続けると、かえって頭痛がひどくなってしまうことがある。薬物乱用頭痛という。薬を飲む習慣がついてしまったり、1回に飲む薬の量が増えたりすると、乱用につながりやすい。

 市販の解熱鎮痛薬が比較的容易に購入できることも、薬物乱用頭痛の一因とされる。原因となる頭痛薬は、市販の解熱鎮痛薬に限らず、医師が処方する薬でも起こる。日本では片頭痛の人が陥りやすく、性別では女性が多い。

 薬を飲んでいても頭痛が続くようなら、内科や神経内科、脳神経外科などを受診する方がよいだろう。病院によっては専門の「頭痛外来」を設けているところもある。

(ライター 北沢 京子)

[日経プラスワン2016年4月2日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「病気・医療」からの転載です。

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