日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > トピックス from 日経電子版  > 急性内斜視にご用心 スマホ使いすぎ見直しを  > 2ページ
印刷

トピックス from 日経電子版

急性内斜視にご用心 スマホ使いすぎ見直しを

若者中心に増加/物が二重に見え支障も

 日本経済新聞電子版

[画像のクリックで拡大表示]

 ただ、中高生へのスマホ普及と患者数増加の時期は重なるが、因果関係はまだはっきりしていないという。2016年には、スマホの長時間使用と急性内斜視の関連についての論文が韓国から発表された。国内では日本弱視斜視学会(大阪府茨木市)と日本小児眼科学会(同)が連携し、急性内斜視の患者とデジタル機器に関する調査を現在進めている。

 梶田眼科(東京・港)の梶田雅義院長は「成人でも急性内斜視は発症する。特に近視の人がなりやすい」と注意を促す。近視だとスマホ画面を極端に顔に近づけがちで、寄り目になりやすい。裸眼だと視界がぼやけるため、複視を自覚しづらいという。

 急性内斜視を発症した場合、複視の症状は特殊な屈折レンズを使ったプリズム眼鏡で矯正できる。「寄った目を休ませると、戻ることもある」と梶田院長は話す。ボツリヌス菌が作り出す成分を注射することで、内直筋をまひさせて緩める治療もある(保険適用)が、一度では治らない場合もあるという。「どうしても治らない際は、手術で内直筋の位置を変えることもある」

 日ごろから気をつけたいのはスマホの使い方だ。スマホを見るときは、画面を目から30センチメートル以上は離す。使用中も「10分に1回は、3~4メートル離れたところを見るとよい」(梶田院長)。ベッドやソファで寝ながらスマホを見ていると、画面に目を近づけがちになるので避けたい。

 多くの人にとってスマホは日常生活に欠かせないツール。何時間も続けて使うのを控えて、目にかかる負担を減らすよう心がけたい。

(ライター 仲尾匡代)

[NIKKEIプラス1 2019年3月9日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 熱中症・かくれ脱水を防ぐ「水分補給」「マスク着用」のコツ

    脱水症やその一歩手前の「かくれ脱水」とはどういうもので、なぜ様々な病気につながるのか、脱水症はどんな人がなりやすく、どう予防すればいいのか。夏の今こそ知っておきたい、脱水症の怖さと対策について紹介する。さらに、夏期におけるマスク着用の注意点についても解説する。

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.