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緑内障、眼圧上昇で視野狭まる 目薬で進行抑制

 日本経済新聞電子版

正常値でも発症

視野検査は最寄りの医院で受けることができる(横浜市の梅の木眼科医院)
視野検査は最寄りの医院で受けることができる(横浜市の梅の木眼科医院)
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 このほか毛様体で水が生成されるのを抑えるチモロール(同チモプトールなど)も長年使われている。効果は高いが、ぜんそくや肺気腫、不整脈の患者では副作用が出るため、使用できる範囲は限られる。

 高い眼圧のために緑内障が起きるということは間違いないが、奇妙なことに、緑内障患者の約7割は眼圧が正常の範囲内にある。このため「正常眼圧緑内障」と矛盾するような病名がついている。相原教授は「眼圧が高めでも大丈夫な人もいるし、低めでも治療を要する人がいる」と話す。

 正常眼圧緑内障も治療は変わらない。米国で実施された大規模な臨床試験で、正常の範囲内であっても眼圧を下げれば緑内障の進行を抑制できるとの結果が得られたからだ。複数の薬を投与しても進行が止まらない場合、医師はレーザーや外科手術で水の排出を増やす処置をし、とにかく眼圧を下げる努力をする。

 緑内障を抱える日本人は中高年を中心に400万~500万人にのぼると考えられているが、治療を受けているのは1割程度に限られる。梅の木眼科医院(横浜市)の加藤道子院長は「健康意識の高まりで人間ドックや眼科検診を受けて見つかる場合が増えている」と話すが、まだまだ潜在的な患者は多い。

 緑内障は加齢によって発症するが、喫煙や糖尿病が進行を早めるとの見方もあり、生活習慣の改善は大切だ。松元部長は「進行をコントロールして、90歳まで不自由なく生活することを目指したい」と話している。

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