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トピックス from 日経電子版

インフル後も鼻水ズルズル それ副鼻腔炎かも

鼻水に頭痛伴う場合も 投薬や手術で治療

 日本経済新聞電子版

インフルエンザや風邪をひいた後、他の症状が治まったのに鼻の不調だけが続くなら、副鼻腔(びくう)炎かもしれない。中には治りにくく、手術が必要な場合もある。早めに見極めて、適切な治療を受けたい。

鼻の症状が1週間以上続くなら、副鼻腔炎を疑って。写真はイメージ(c)Leung Cho Pan-123RF
鼻の症状が1週間以上続くなら、副鼻腔炎を疑って。写真はイメージ(c)Leung Cho Pan-123RF

 「風邪の治りが悪い」「鼻炎か花粉症かも」と思っていたら、実は副鼻腔炎だった――東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学の鴻信義教授は「風邪やインフルエンザの患者が増えるこの季節、鼻の症状を契機に副鼻腔炎になる人が増える」と話す。

 副鼻腔は鼻の穴の周りにある、骨で囲まれた空洞のこと。頬や額、目と目の間など、左右4個ずつあり、内側は粘膜で覆われている。そこに炎症が起きて、鼻水や鼻づまりの症状が出るのが副鼻腔炎だ。

 石戸谷耳鼻咽喉科(東京・世田谷)の石戸谷淳一院長は「風邪の場合、鼻の症状は1週間ほどで治る。それ以上続くなら、副鼻腔炎を疑って耳鼻科を受診して」と勧める。

 副鼻腔炎の代表的な症状は、粘り気のある鼻水と鼻づまりだ。目や頬など顔面の痛みや頭痛が出たり、嗅覚障害を伴ったりする例もある。

 1月に副鼻腔炎の手術を受けた大林有子さん(仮名)は「数十年前から鼻づまりや鼻水など鼻の不快な症状を繰り返していた。昨年夏からは何とも言えない悪臭を感じるようになり、ティッシュペーパーを1日半箱以上使うほど大量のネバネバした黄色い鼻水やたんが出始め、目の周囲が重たくなった」と振り返る。

[画像のクリックで拡大表示]

 炎症が起きて1カ月以内の急性副鼻腔炎の場合、痛みや多量の黄色い鼻水といった激しい症状が出ることも多い。一方で「発症後3カ月以上たっている慢性副鼻腔炎は症状が穏やかで、改善と悪化を繰り返すため、長年放置されることもある」(鴻教授)。

 鼻の症状に加えて、注意力が散漫になるなど、気付かぬうちに生活の質が大きく低下しやすい。耳鼻科でレントゲンや内視鏡などで調べてもらい、適切な治療を始めよう。

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