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運動障害だけじゃない パーキンソン病、40歳前発症も

 日本経済新聞電子版

手足がふるえ、姿勢が保てないといった運動機能への影響に加え、うつや便秘など様々な症状が出るパーキンソン病。高齢者に多いが、40歳前に発症する例もある。早いうちに見つけ、治療に結び付けるのが大切だ。

写真はイメージ=PIXTA
写真はイメージ=PIXTA

 人間の体は脳からの指令が全身の筋肉に伝わって動いている。この指令を調整する役割を果たす神経伝達物質のひとつに「ドーパミン」がある。体を円滑に動かすには欠かせない物質だ。ただ年齢を重ねると徐々に減っていく。

 パーキンソン病では脳内でドーパミンをつくる神経細胞が減ってしまい、通常よりも早くこの物質が不足するようになる。原因など明らかでない部分は多く、国の指定難病のひとつだ。40歳前に発症することもある。

 体の動きに関わる症状(運動症状)では手足がふるえる、動きがゆっくりになる(動作緩慢)、筋肉がこわばる(筋強剛)、姿勢が保てない(姿勢保持障害)などがある。初期には体の片側にふるえなどが出てきて、細かい動作が難しくなる。

 筋肉のこわばりは本人が自覚しにくい。他人が手や足の関節を動かそうとしたとき、カクカクと抵抗を感じる。姿勢保持障害は発症後に遅れて出てきて、転倒の原因になる。表情が乏しい「仮面様顔貌」、声が小さくて単調なしゃべり方になるのも特徴だ。

 病気の進行度や重症度はこうした運動症状から判断することになる。分類として代表的なのは「ホーン・ヤールの重症度分類」や厚生労働省の「生活機能障害度分類」だ。

 運動機能障害にとどまらず、他にも様々な症状がみられる(非運動症状)。便秘や頻尿、睡眠障害、嗅覚の低下に加え、立ちくらみ、疲れやすさ、体の痛み、うつ、不安、幻覚、意欲の減退、認知機能の低下などが知られている。

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