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若者に「スマホ老眼」 長時間使用でピンぼけ

遠くの文字見つめる 目に温タオルパック

 日本経済新聞電子版

 スマホ老眼の予防や改善で重要なのは、操作時の正しい姿勢だ。顔を画面に極端に近づけることを避ける。寝転がった姿勢でのスマホ操作も目の疲労につながる。クイーンズアイクリニック(横浜市西区)の荒井宏幸院長は「スマホは目から30~40センチメートル離して持って。視線を少し落とすように画面を見ると、目がリラックスし、ドライアイの予防にもつながる」と助言する。

 定期的に毛様体筋を休めることも大切だ。荒井院長のお勧めは「チラ見エクササイズ」。目が疲れたとき、窓の外の看板など遠方でようやく読める文字を目印にして、1時間に2~3回じっと見るようにする

 このほか入浴時にタオルで目の周囲を温めると血行改善を促す。目の機能維持に役立つポリフェノール類を含む食品を積極的にとるのも、目の疲労回復に役立つという。

 こうしたスマホ老眼対策は中高年にも重要だ。老眼の原因となる水晶体の弾力低下は40代以降も進行する。「スマホがもたらす毛様体筋の疲労が重なれば、より強い目のかすみや疲れ目などを招くほか、老眼を加速する可能性もある」(荒井院長)。井上院長は「40代以降は白内障や緑内障といった加齢性の目の病気も起きやすい。年1回は眼科を受診し、目の健康をチェックしてほしい」と助言する。

 快適な生活を送るために、くっきりとした視界を維持することはとても大切だ。常にスマホを持ち歩く人が多い現在、使いすぎに気を付けて、目の調節機能をいたわる生活習慣を心がけたい。

[画像のクリックで拡大表示]

(ライター 荒川直樹)

[NIKKEIプラス1 2018年1月27日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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