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足が赤く腫れて痛い 傷から細菌が侵入「蜂窩織炎」に

 日本経済新聞電子版

足や手が赤く腫れ上がってズキズキと痛む。皮膚のちょっとした傷などから細菌が入ってしまい、炎症を起こしている。誰もがかかる可能性のある蜂窩織炎(ほうかしきえん)だ。その症状や治療法を知っておこう。

(写真はイメージ=PIXTA)
(写真はイメージ=PIXTA)

 皮膚の小さな傷から主に黄色ブドウ球菌溶血性連鎖球菌などが侵入し、皮膚の内側(真皮の下層)から皮下組織あたりで繁殖して炎症を引き起こす。これが蜂窩織炎だ。蜂巣炎とも呼ばれる。

 耳慣れない病名かもしれないが、東京医科大学八王子医療センター(東京都八王子市)の梅林芳弘教授(皮膚科)は「水ぼうそうのウイルスによる帯状疱疹(ほうしん)と同じくらい、身近な皮膚疾患のひとつ」と説明する。

 蜂窩織炎は全身どこにでも発症する可能性があるが、住吉皮膚科(東京・墨田)の住吉孝二院長は「患者の9割ほどは膝から下に症状が出ている」と話す。細菌感染が原因のため、大半は片足だけに症状が出るという。

 同じ細菌感染症でも、皮膚の表面(表皮)にできる「伝染性膿痂疹(のうかしん)(とびひ)」のように、人から人へ感染はしない。ただ「どこから感染したのか分からないケースが少なくない」(住吉院長)。

 患部は赤く腫れるが、皮膚の深部で炎症が起きているため、赤みの境目はぼんやりしてみえる。痛みや熱っぽい感じがする。水疱(すいほう)やうみができ、歩くのが難しいくらいになることもある。さらに重症化すると、発熱や寒け、倦怠(けんたい)感、頭痛、関節痛、頻脈など様々な症状が表れる。

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