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夜中に何度も目覚める 睡眠障害? 早めに受診を

無呼吸症候群などにも注意

 日本経済新聞電子版

(©Katarzyna Białasiewicz-123rf)
(©Katarzyna Białasiewicz-123rf)

 例えば、8時間睡眠が健康的だと考えている人は多いが、米国での睡眠時間と6年後の死亡率との関連を調べた研究では、6年後の死亡率がもっとも低かったのは7時間睡眠だった。内山主任教授は「研究結果から考えても、1日6時間半から7時間眠ることができれば健康的といえる」という。

 ところが実際は、睡眠障害を持つ中高年の人は床に入っている時間がそれ以上に長くなりがち。6時間半で睡眠が足りる人が無理に8時間床に入っていれば、1時間半は中途覚醒として起きてしまいかねない。

 内山主任教授は「大切なのは必要な睡眠を必要な分だけとること。何が何でも8時間寝ないといけないという睡眠習慣に対する考えを変えるだけで中途覚醒が改善することは意外と多い」と説明する。

たかぶった脳を鎮める新薬登場

 睡眠障害に使われる睡眠薬には、作用時間の長いものと短いものがあり、症状に応じて使い分ける。入眠障害の人なら作用時間が短いものを、中途覚醒の場合は、朝まで効果を持続させたいので長めのものを選ぶ。

 作用が長い睡眠薬として新たに登場したのがベルソムラ錠(一般名はスボレキサント)。オレキシン受容体拮抗薬というタイプの医薬品で、過剰にたかぶった脳の覚醒中枢を鎮めてくれる。

 内山主任教授は「覚醒中枢が過剰に働いている人は多く、睡眠を改善する医薬品として期待されている」と話す。医師の処方が必要な薬だ。精神科や睡眠外来などで相談してみよう。

(ライター 荒川 直樹)

[NIKKEIプラス1 2017年1月14日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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