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トピックス from 日経電子版

冷え性・低体温を防ぐ

下半身は重ね着、筋力アップを

 日本経済新聞電子版

免疫力低下も

 近年、低体温に関する研究が進み、36度未満の軽度低体温でも、免疫力低下で様々な体の不調が出やすくなっている可能性があることが分かってきたという。例えば感染症や脳血管障害、糖尿病、虚血性心疾患などだ。

 ただ、一般的な体温計では体の中心部体温を測定することはできない。冷え性の対応と同様、日ごろから体を冷やさない生活習慣が大切だ。

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 多くの専門家が指摘する体を冷やさないコツは衣服、食事、運動だ。薩本教授は「寒い時は、過度な重ね着より『空気』を上手にまとうことを心掛けて」と話す。下着は薄手で汗をよく吸い乾きやすいものを選ぶ。下半身は重ね着、上半身は空気を含みやすいセーターに風を通さない上着などを組み合わせる。

 「首筋は、体表温度が高く熱が逃げやすい。首筋を覆えば予防することができる」と薩本教授。通勤電車は汗をかきやすい。マフラーをはずし、襟元を開けることで温度調節も可能だ。

 食事は温かい物をしっかり食べる。取った食事の7割は体の熱になるからだ。東洋医学では食材を、体を温める「温性」と冷やす「冷性」に分ける。ショウガなどは温性の代表。温性食材を積極的に食べると血液循環がよくなり、体が温まりやすい。朝食を取ることも大切だ。卵や納豆などタンパク質を含む物は体温を速やかに上昇させる。

 また、体の熱量の6割を作り出す筋肉を鍛えよう。男性でも1割が冷え性を訴える。「多くは高齢者。若い人でも、学生時代に運動をしていた人で就職後に運動不足になった人は要注意」と渡辺院長。スクワットやダンベル体操など暖かい室内でできる運動がよい。入浴はシャワーではなく、ぬるめの湯に20分程度入り、体の芯から温める。

低体温? 病院で正確に測定を

 低体温の予防は大切だが、自分で測った体温で「自分は35度台の低体温」と決めつけるのは早合点だ。渡辺院長は「冷え性の人が一般的な電子体温計を用いると、低めに表示される傾向がある」と話す。気になったら病院で正確な体温を測ってもらうといいだろう。

 また、十数秒~数分で計測可能な予測式電子体温計でも10分ほど置くと誤差はより少なくなる。体温計は腕の下から上に突き上げる様に差す。肘を体に引き寄せ、手のひらを前方に向け、脇を締めるといい。

 また、運動後の脇に汗をかいているときなどは正確に測れない。室内で静かに過ごしているときに測定したい。

(ライター 荒川直樹)

[日経プラスワン2016年1月9日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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