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トピックス from 日経電子版

今や全国に6万人 目指せ元気な100歳

 日本経済新聞電子版

前向きな心持ち 長寿の鍵

 心の持ち方や性格に関しては「百寿者は外向・開放的で誠実な人が多い」と大阪大学の権藤恭之准教授は指摘する。人と付き合うのが好きで、物事をきちんとこなす。新しいことに興味をもち、頭が柔らかく、好奇心も強い。こうした100歳像が浮かび上がる。医師の指導・助言を守っている人も多い。

 年を取ると、足腰が痛んで耳が遠くなり、外出を控えがちになる。たとえ外出できなくても詩を詠んだり歌を歌ったりと、自分で楽しみ方を工夫するとよい。そうすると、自然と前向きで、幸せな気持ちになってくるという。

 権藤准教授は「穏やかな気持ちでいることが一番だ」と話す。山口教授も「いつ死んでもよいなどと楽天的に構えて生活を送る」ことの大切さを説く。

「百寿者」生活のぞくと…

 百寿者はどんな生活を送っているのだろうか。

毎朝5時半起き。月一で女子会

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 千葉県東庄町にある和菓子店「菓心あづき庵」の名物店員、田谷きみさんは2月に101歳になる。常連客との会話を楽しむ毎日だ。午前5時半に起き、1時間ほどゆっくり茶を飲みテレビを楽しむ。家族と朝食を取り、開店30分前の7時半には商品を並べる。

 商品が入った箱を運び、店内をモップで拭くのも日課だ。食べる物も生魚以外は家族と同じで好き嫌いはない。酒も1日おきに「コップに1センチ」程度たしなむ。月に1回、親戚の女性5人ほどで食事をする「女子会」も元気の源。「1人でいるとよいことは考えないが、おしゃべりしていると忘れる」


何でも自分で。肉もしっかり

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 奈良県生駒市の藤田剛士(本名・重則)さんは100歳の現役画家だ。2015年末には弟子と個展を開いた。子供たちがサッカーを楽しむ姿を描いた油絵は縦162センチ、横130センチの大作だ。油絵は布に絵の具を何回も重ねて塗るため力がいる。「1日1~2時間しか作業できなかったが、8カ月かけて完成させた」

 創作意欲は尽きない。「普通のおじいさんだけど筆を持つとしゃきっとする」と弟子の登羽華貴さんは評する。藤田さんは「自分のことはできるだけ自分でやっている」と話すように、風呂も1人で入り、洗濯物もたたむ。酒・たばこはやらない。食事では肉もしっかり取っている。


(藤井寛子)

[日本経済新聞朝刊2016年1月3日付]

この記事は、日本経済新聞電子版「健康づくり」からの転載です。

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