運動でもストレッチでもないのに、驚くほど凝りや痛みを解消する「あべこべ体操」。まず、基本の“自然な動き”を行い、その後で“非日常的な動き”を行う。“非日常的な動き”として、身体の各所を左右や上下に向けてそれぞれ逆方向に“あべこべ”に動かす。基本の動きを先に行うことで、後で行うあべこべの動きが強調され、脳が刺激される。同時に、運動神経も活性化され、筋肉や関節の動きが滑らかになる。頑張らず、息を止めず、力を入れず、休みを入れながら、「あべこべ体操」で心身の緊張を取り去ろう。
首、肩、背中のこわばり、猫背を治す! 上半身を前後にあべこべ体操
気が付くといつも肩に力が入っている。または首が前に出ていたり、背中がこわばって猫背になっているという人は多いもの。こうした不自然な姿勢は、首・肩の凝りや背中のこわばり、猫背の原因にもなる。頭から腰までを前後に伸縮させて、普段動かさない体幹部を大いに刺激するあべこべ体操で解消しよう。
前後にあべこべ!
もっと首に効かせるための、上半身を前後にあべこべ体操
上に紹介した、普段動かさない体幹部を動かすあべこべ体操のバリエーション。あごに両手をそえて同じ動きを行うことで、首をサポートしながらより大きく動かすことができる。緊張しやすい首から肩をつなぐ筋肉を大きく動かすことで、肩凝りも解消。首の可動域が広がり、血行もよくなって頭がすっきりする。
- 次ページ
- 上半身を左右にあべこべ体操