日経グッデイ

足裏セルフマッサージで不調をリセット

足裏の色と指の形で 性格から体質まで ズバリ“診断”

体の疲れは「黄色」、血液循環の低下は「紫」で表れる

足裏マッサージでケアできるのは、体の不調だけではない! 「実は体質や性格までも足裏に表れるのです」とは、リフレクソロジストの市野さおりさん。今回は趣向を変えて、「手相」ならぬ「足相」を紹介。自分の体質や隠れた性格をのぞいてみよう。

 足裏の色は、顔色と同じように変化するのだという。落ちこんでいたり、エネルギー不足だったりすると白っぽくなり、興奮したり、怒りをためているときは赤っぽくなったりするのだそうだ。

 「足裏の色は体調を示すことに加えて、そのときどきの精神的な状態も表します。自分の体質や心理状態を客観的に見直す目安にもできる」と、リフレクソロジストの市野さおりさんは語る。




市野式“足裏診断”で分析
看護師時代に、看護にかかわった人々の健康状態と足裏との関係について関心を持ち、その経験から独自の“足裏診断”の方法を確立。施術では、足裏の色や形、シワ、角質、硬さ、湿感、匂いなど、念入りに観察、分析する。

 一方、「その人の性格や気質がよく表れる」(市野さん)というのが、足の指の形や指先の向きだという。

 指の形は生まれた時から変わらないと思うかもしれないが、「実は生活スタイルによって作られている」(市野さん)。その人の生き方や考え方が生活スタイルに表れるからこそ、それに応じて指の形も変化していくと考えられている。足指の形は常に変化しているらしいのだ。

 このように、足裏の色、指の形や向きをじっくりと観察すると、今まで気づかなかった自分の性格、気質、物事の向き不向きといった新たな一面が発見できるかもしれない。


色は「ピンク系」、3つのゾーンで濃淡があることが理想

 心身ともに健やかであることを示す色はピンクだ。下表の「ピンク」に示した足裏のように、濃淡のグラデーションがくっきり出ているのがベスト。

 足裏の色にグラデーションがないときは要注意。「内臓系や自律神経系が弱っていることを示していることがあるので、思い当たる節があれば、早めに専門医の診察を受けるといいでしょう」(市野さん)。

足裏の色を3つのゾーンで見分ける

5つの色が足裏に表れる
ピンク 心身ともに健全な
理想のカラー
(1)と(3)(上のイラスト参照)の部分が少し赤めのピンクで、(2)の部分が淡いピンクで、内側が少し白っぽい状態が理想。
心身ともに健康なので、マッサージでこの状態を維持したい。
胃弱、貧血など
体調の低下に注意
エネルギー不足。
精神的なプレッシャーが続いている場合もある。
貧血に注意し、栄養価の高い食事を心がけよう。
消化器系や体全体に
疲れがたまっている
疲労と関係のある肝臓や、消化器系の機能が低下している。
肉体疲労が出ているサイン。
ゆっくり休息を取り、リラックスを心がけよう。
血液循環の滞りや
血液の酸化に注意
冷えやむくみなど、血液やリンパの流れが滞り、排せつの機能が下がっている人に多い。
足裏マッサージで足先から温めるといい。
余分なエネルギーが
過剰にたまっている
エネルギーがありすぎる状態。
興奮していたり、怒りをためていたりしていないか、心の状態も含めて見直すように。

性格や気質を表す指の「形」と「向き」

 足の指の形には、その人の性格や気質が表れるという。なお、左右の足の違いは「右が元来の、左足は現在の気質を示している」(市野さん)のだそうだ。

 “足裏診断”では主に親指以外の4本の指の形をチェックする。「4本のうち、3本が同じような指の形で、1本だけが違うといった場合は、それぞれの指の形が示している気質の割合になります」(市野さん)。形が示す気質は、下の写真を参考にしてみよう。

 一方、指先の向きは、気持ちや好奇心が表れる。ここでは5本の指が向かっている方向をチェックする。

 「形」と「向き」を改めて調べてみると、今まで気付かなかった自分が見えてくるかも!


指の形のタイプ

四角 理詰めでデータ好き
前向きで決断力が
ある
物事を論理的に考えられる。
几帳面かつ慎重で、細かいところまで気になる人に多い。
ただし迷いがなく、何事にも前向きで、リーダーシップを発揮するタイプ。
ムードーメーカーで
感性型のアイデアマン
協調性があり、争いごとを好まないタイプ。穏やかでやさしい性格だが、おっとりした面も。
発想力が豊かでアイデアに富むので、組織では“知恵袋”的な役割に。
楕円 空気を読むのがうまい
「縁の下の力持ち」
あまり自己主張せず、控えめなタイプ。ややもすると地味に映るが、場の空気を読むことに長け、組織を縁の下から支えていることが多い。
まじめに見られる傾向がある。
三角 おしゃべり好きで
行動派
情報収集がうまい
話術に長けていて、話題に事欠かない。
組織の中ではときに空気が読めないこともあるが、その感情の豊かさと話題作りで、周りを和ませる。
フットワークの軽さで、情報収集がうまい。

指先の向きのタイプ


方向
まじめで一途な
情熱家
各指が真っすぐに伸びているタイプ。
物事をバランスよくこなすことができる。
まじめで一本気な性格で浮気とは無縁。
A字 公私を混同しやすい
人に多い
各指が1点に向かって伸びているタイプ。
コレと決めたら、それしか見えなくなり、意外に公私混同しやすい性格。
V字 オン・オフの
切り替え上手
親指と他の4本指が、1:4で違う方向を向いているタイプ。
オンとオフをきちんと分け、公の場ではあまりプライベートを見せない。

方向
興味範囲が広く
束縛嫌い
すべての指が外に向け扇形に広がり、指間が開いているタイプ。
多方面に興味があり、拘束されるのが嫌いな性格。
バラ
バラ
多感で移り気な
通称“浮気足”
5本の指の指している方向が前後左右、すべてバラバラなタイプ。
色々な事に好奇心が旺盛で、気が多い浮気性な性格。

市野さんが読者モニター3人の足裏を判定!

指形のバリエが豊富 消化器系トラブルに注意
Aさん(38歳/女性)
読者モニターの声: 新しい物事への関心が高くて、情報収集好き──。肩凝り、胃のトラブル、ぜ~んぶ当たり(笑)。
市野さんの判定

全体的にやや赤みのある足裏で、過剰なエネルギーをいつも頭にためています。

足指は丸、三角、四角といろいろな形があるので、「新しいもの好き」でしょう。

「肩凝り」を示す角質が、人さし指と中指の下と母趾球に。

また、中央部の横ジワは消化器系トラブル、かかとの内側の角質は婦人科系トラブルのサインです。

体のケアを心がけてあげてください。


かかとのカサカサは 体内の水トラブルを示す
Bさん(33歳/女性)
読者モニターの声: 足裏から性格や体質が診断できるなんてびっくりです。背筋の衰えとは盲点。むくみ──納得。
市野さんの判定

色はピンクがかり、まずまず良好。

足裏全体は“クールビューティ”によく見られる肉付き少なめ。

指は四角が多く、理論型性質を示します。

全体的に角質が多く、ひどい肩凝りの傾向が。

かかとのかさつきは水トラブルを意味する「むくみ」サイン。

また、土踏まずの緩みは、背筋力の低下です。

軽い運動などでシェイプして、代謝を高めましょう。


横隔膜が下がり 呼吸が浅くなっている
Cさん(27歳/女性)
読者モニターの声: 呼吸が浅い、胃弱、ストレス過多。すべて日々、悩んでいることですね(笑)。意識して気をつけます!
市野さんの判定

足裏の色はピンクで良好。

丸指が多く、人さし指、中指が長めなので、好奇心が旺盛です。
「天然キャラ」かもしれません。

シワを見ると、横隔膜のラインが少し上がり気味なので、呼吸が浅くなりがち。

また胃の反射区の深く短いシワは、食欲不振や胃の違和感を示します。

親指側面の皮むけは、ストレスのサイン。

深い呼吸を心がけてみては。



(取材・文:船木麻里/写真:岡崎健志/モデル:小町あかり)

市野さおり さん
看護師 リフレクソロジスト
市野さおり さん 自衛隊中央病院を退職後、各種病院外来でアロマセラピー、リフレクソロジーを生かした「統合医療ナース」として勤務。現在は東京・新宿の鍼灸院「コンフィアンサ」で施術を行う傍ら、セミナーや講演の活動、後進の指導を行う。

(出典:日経ヘルス2010年10月号)