難しいポーズは覚えなくていい、タオルを1本持つだけでOK!上半身と下半身をほぐすことで、自然と骨盤のゆがみを正せるのが「骨盤ゆがみとりヨガ」。 凝りや滞りがたまるのは仕方がないこと。だからこそ、1日の終わりにタオルでゆがみをリセットしよう。全身をほぐせば眠りも深くなり、朝の目覚めが変わります。
寝る前に気持ちよく骨盤まわりの筋肉をほぐせば、ゆがみがとれて ぐっすり!
前回紹介した「タオル1本を使って上半身の凝りを取る」は、タオルを両手に持ってぴんと張った状態で行った。「前後」「左右」「回転」の3方向にまんべんなく体を動かしていくと、「こんなに凝ってたの?」と驚くくらい体が伸ばされる実感があったかもしれない。「タオルをぴんと張ることで体が伸びやすくなり、伸ばすべき部分に意識を向けやすくなる。肩こり解消はもちろん、二の腕がほっそりして背中のむくみもとれ、顔がひと回り小さくなる。つまり、その人が本来持っている美しさに近づく」と、ヨガ指導者でプラナガーデン代表の今井まおさんは言う。
いよいよ今回は「下半身ほぐし」に取り組もう。足裏にタオルをかけ、前、外側、内側に脚を伸ばす。「ときどきタオルをたぐり寄せて引っ張ると、伸びる場所がよくわかるはずです」(今井さん)。最後は、「骨盤揺すり」で全身を緩めたら、「しかばねのポーズ」をとり、そのまま寝よう。骨盤のゆがみをリセットして眠りにつけるから、ぐっすり。翌朝はすっきり目覚められる。
下半身ほぐし
タオルを使い、左右の脚で前・外側・内側に1回ずつ倒すことによって、脚全体に加わったゆがみをリリースする
脚の後ろ側の緊張をほぐす「後ろゆがみとり」
デスクワークの人は、太ももやひざの後ろ側が詰まった状態になり、凝りやむくみがたまりやすい。脚の後ろ側から緊張をリリースしよう。かかとを押し出すようにすると、後ろ側が伸びやすい。
むくみやすい内側を伸ばす「内側ゆがみとり」
脚を外側に倒す動きを行うと、脚の内側がじわじわと伸びる。伸びている部分が「どんどん深まっていく」ようにイメージすると、効果が得やすい。
