ダイエットを成功させる鍵は、糖質を抑えながら、つらい空腹を感じない食事のとり方にある。
お腹一杯まで食べても、低カロリー&低糖質で、体に必要なたんぱく質やミネラルもとれるのが豆腐たっぷりの食事。
お腹が一杯になるまで食べても低カロリーで栄養価が高く、そのうえおいしい! そんなストレスゼロのダイエット食に向くのが豆腐を使ったメニューだ。今回より3回にわたって夕食にピッタリな豆腐レシピを紹介します。
おかずや汁ものなど、副菜の材料でおなじみの豆腐を主食として活用。チャーハン、丼もの、お好み焼き、麺など、そっくりそのまま豆腐をお米や小麦粉の代わりにできる。
食事でダイエットを成功させる鍵は、炭水化物などの糖質を抑え、不足しがちなたんぱく質や食物繊維は多めにとること。
「現代女性の食事はカロリーのみならず、炭水化物が多く、糖質の摂取過多。糖は肝臓で代謝されてエネルギーになりますが、糖が過剰になると中性脂肪に変換されて体の脂肪細胞を増やし、肝臓にも蓄積する。これが肥満の原因になる。その点、豆腐は糖質が抑えられ、肝臓の負担も軽減できる。食事改善の際に、積極的に薦めています」と、肝機能と肥満との関係に詳しい栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅院長は推奨する。
豆腐には、現代人に不足しがちで、ダイエットに必要なマグネシウムなどのミネラルも豊富。生活習慣病やダイエットの食事指導を専門にする管理栄養士の大柳珠美さんは、「豆腐の機能性もダイエットに活用して」と語る。「糖質とカロリーが低く、高たんぱくでミネラルも豊富な豆腐は、筋肉や骨量を落さず、体脂肪だけを落とす効果も期待できます」(大柳さん)。
今度こそはダイエットを成功させたいと考えている人はもちろん、21時を過ぎてからの夕食、小腹がすいたときの間食にも豆腐が役立つ。
ルールは2つだけ
夜の白米を豆腐にチェンジ!
しっかり水切りした豆腐を細かく崩してご飯代わりにする。豆腐の淡白な味が、おかず類の塩気に合う。食べごたえを優先するなら「木綿豆腐」を。柔らかさ重視の人、茶漬けやおかゆ風に食べたい人は「絹ごし豆腐」が向く。
夜の小麦粉を豆腐にチェンジ!
麺類、パン類…など、小麦粉を使う料理も豆腐で代用できる。絹ごし豆腐や木綿豆腐のほか、油揚げ、厚揚げ、おから、豆腐かんす麺を使い分ければ、毎日違う料理が食卓に。まさに豆腐の“底力”が楽しめる。
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