体を動かす時間がとれない人や、寝っ転がる場所がないという人でも、簡単に体のケアをできるのが「指ヨガ」だ。体が少し凝ってきたなと思ったら、いつでもどこででも手の指をほぐす習慣をつけてみよう。
体は動かしたくないという人にこそ最適!
これまで3回に渡って紹介してきたヨガ式脱力ストレッチの仕上げは、手と指を使ったメソッド。リフレクソロジーなどで足が全身の反射区になっていることはよく知られているが、実は手にも反射区がある。それをうまく活用して、手軽に体をほぐしてみよう。
手のひらは体の正面、手の甲は体の後ろ側の反射区。「手は、全身の縮図になっていると考えられている」(龍村さん)。下は、左手の関連部位を表した図。両手両足を上げた人のような形になっており、手のひらが体の正面、手の甲が体の背面を表す。右手はちょうど左手とは左右反転した形になっている。「気持ちいいと感じるくらいの強さでマッサージして。凝りがほぐれてくるのがわかるはず」と、龍村ヨガ研究所所長の龍村修さん。
首、肩凝り解消
指ヨガでは中指は、頭から背骨、腰にかけての反射区だと考えられている。この中指を第1関節から付け根まで、丁寧にほぐして回すことで、首や肩の凝りがほぐれ、背骨のゆがみも解消できるとされる。
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