日経グッデイ

朝夜3分 ヨガ式脱力ストレッチで体と心の凝りほぐし

体の隅々にある凝りは全身をねじってほぐす

いすに座ってできる胸開きと、床の上で体の深部までねじりほぐす

呼吸に合わせてこわばった体の力を抜くストレッチを紹介した前回の記事「イライラも、モヤモヤも。3分でリセット」に続いて、今回はさらに体の深部までほぐす方法を紹介しよう。

 前回紹介した「基本の脱力ストレッチ」で力を抜くコツをつかんだら、今度は「ねじり」や「ひねり」を加えながら、さらに体の隅々まで脱力させよう。ここでも、最初に全身を力ませて(緊張させて)から、抜くという流れは同じだ。

 まず初めに、「首伸ばしねじりストレッチ」。首の後ろと胸は、日ごろのデスクワークでガチガチになりやすい、偏り疲労の“2大スポット”。「胸が縮まっていると、気持ちも縮こまり、ストレスを感じやすくなる」(龍村さん)。特に猫背になりがちな人はほぐす必要がある。

 一方、脚のむくみや冷え、腰の張りなども、立派な“偏り疲労”の一つ。それには、床を使った「全身ねじりストレッチ」で伸ばしたい方向に自由にねじりを加えて、上半身と一緒にほぐしていこう。

 「体のゆがみや凝りをほぐす睡眠中の寝返りと同じで、手や脚を思いのまま伸ばしたり、ねじったりすることで、全身くまなくほぐれる」(龍村さん)

 脱力のコツをつかんで体の凝りやだるさを取り除いたら、次回に紹介する「心デトックスエクササイズ」で仕上げよう。

首伸ばしねじりストレッチ

猫背で前かがみの姿勢になりがちな人は、首の後ろが凝りやすい。首の血流が滞ると頭の働きが鈍るし、睡眠トラブルにもつながる。ねじりも加えて、しっかりほぐそう。

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全身ねじりストレッチ

 「睡眠中の寝返りは、体のゆがみを整える効果がある」と龍村さん。しかし、体が凝っていると寝返りの回数が少なくなり、目覚めたときに「体が硬い」と感じることも。そこで、意図的に寝返りを打ってみよう。横になったら、腕を伸ばしたり、脚を伸ばしたり、好きなように体をねじって、体の隅々まで凝りをほぐそう。

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(取材・文:永井紗耶子/写真:NineLives/モデル:相馬麻里子/イラスト:三弓素青)

龍村 修(たつむら おさむ)さん
龍村ヨガ研究所所長
龍村 修 1948年、兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、73年、求道ヨガの権威、沖正弘導師に入門。85年、沖ヨガ修道場長を経て94年に独立。国内外でヨガを指導。日経ヘルスの連載をまとめた『体の中からキレイになる龍村修のヨガ教室』はロングセラーになっている。

(出典:日経ヘルス2010年9月号)