思い切りリラックスしたいのに、どこか体や心がこわばって、十分に休めない……。 その理由は、毎日のデスクワークで首や肩、頭など一部分を酷使することによる「偏り疲労」が原因かもしれません。 そんな人は、体の余分な力が抜ける「脱力ストレッチ」でリラックス!
「伸ばす」「抜く」のステップで、こわばった全身の力を緩める
休日なのに体のだるさが抜けなかったり、気分がモヤモヤして休んだ気がしない―。

「それは現代人が、パソコンや携帯電話の使用で、目や首、肩など、体の特定のパーツだけが過労気味だから。体の一部ばかり酷使する“偏り疲労”は、運動など全身を動かすことによる疲れに比べて取れにくいのです」というのは、龍村ヨガ研究所の龍村修さん。
例えば、仕事中はパソコン画面とにらめっこ。しかも使うのは頭と腕、指先ばかり。こんな生活習慣がいつしか余分な力みや緊張を与え、体と心の凝りにつながるという。
そこで、現代人の“偏り疲労”の解消に第一に必要なのが、「脱力」だ。「脱力するといっても、体の一部分に力みがあると難しい。まずは全身に力をギューッと入れてから抜くことで、脱力のコツを体で覚えることが大切です」(龍村さん)。
まずは、ここで紹介する「基本の脱力ストレッチ」から始めよう。思いのほか難しければ、それだけ体に力みがある証拠だ。
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- 脱力ストレッチで全身の力を抜く方法