正月太りよさらば! 今すぐ始めるダイエット Best5
編集部厳選! すぐに試せるダイエット術
日経Gooday編集部
メタボの人は「半年で2kg」の緩い減量を!
半年で2kgの“ゆるい減量”で異常値は確実に下がる!
読者の中には、昨年の健康診断で「メタボ」と診断された人も少なからずいるでしょう。メタボの原因は「内臓脂肪の蓄積」です。たまった内臓脂肪から脂肪が放出され、脂質異常を起こし、さらに、内臓脂肪が産生するアディポサイトカインの分泌異常が起こり、血糖値が上昇し、血圧が上昇して、動脈硬化の危険が高まるわけです。
その対策は、「内臓脂肪を減らす」ことに尽きます。結核予防会 総合健診推進センター所長で東京医科歯科大学臨床教授の宮崎滋先生は、「誤解されている人も多いのですが、内臓脂肪は、皮下脂肪より減らすことは容易です。多くの人は、やせれば内臓脂肪が減ります」と話します。
では、その具体的な対策ですが、大幅な減量は不要で、むしろ時間をかけて“ゆるく減量”することが大事だと宮崎先生は話します。「メタボの改善には、まず『3~6カ月で体重の3%の減量』で十分です。それだけで内臓脂肪は減少します」(宮崎先生)。3%といえば、体重60kgの人なら1.8kg、80kgなら2.4kgだ。これを、3カ月から半年かけて減らせばいいわけです。

減量の基本となるのが「食事と運動」になるわけですが、宮崎先生は、まずは「食事から着手すべき」と断言します。「体重を減らす効果は、運動よりも食事のほうが高い。1時間歩いてやせようとするよりも、菓子パン1個を我慢するほうが、実行しやすく効果も高いのです」」(宮崎先生)。確かに、「運動時間を1時間を確保するのは大変だけど、間食のパンならなんとか我慢できる」というビジネスパーソンは多いでしょう。まずはここから日々心がけましょう。