面倒臭がりな自分の体の洗い方がお墨付きを得た日
取材とプライベートのシンクロ体験に感激
稲川哲浩=日経Gooday
中高年を襲う「LOH(ロー)症候群」というわけではないと思いますが(LOH症候群の関連記事はこちら)、ここ数年、冬場に毎日、風呂に入って体をきっちり洗うのが面倒だと感じるように。その代わりに、毎朝、シャワーを浴びて髪と顔を洗うのですが、その際に顔に付けた石鹸の残りで首と関節部分を手で洗うという、やっぱり面倒くさがりとしか思えないことをしていました。簡単な洗い方の割にはまずまず快適な洗い心地なのですが、それでもきっちりとタオルで洗ったわけではないので、自分としては不十分な洗い方だと、ちょっと気にしていました。
ところが、私が担当する「オトコのお悩み相談室」 で菊池皮膚科医院の菊池新先生に取材した際に、「冬の乾燥肌によるかゆみを防ぐにはむしろそのような洗い方がお勧めです」というお話を伺うことができ、とてもビックリ。自分の開発した(後ろめたい)洗い方を肯定してもらえたと感じ、体中に電流が走るような気分を味わいました(大げさかもしれませんが…)。
この、「オトコのお悩み相談室」という企画、人には言いにくい男性特有のお悩みを取り上げており、読んで私のように膝を打つ読者が少なくないのか(少ないような気もしますが…)、多くの方に読んでいただいてます。以下に過去の好評記事も紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

最近もう一つ、日経Goodayの取材とプライベートがシンクロする体験をしました。息子の歯並びを矯正するため、ある歯医者さんを訪ねたところ、「大人でも顎の発達が不十分で口の中の空間が狭いと、舌に歯の圧迫を受けた跡が付くんですよ」というお話を伺いました。
歯の跡が付いた舌は漢方で「歯痕舌」と呼ばれるのですが、やはり私が担当している「おとなのカラダゼミナール」 の取材で、「ビールの飲み過ぎなどで舌がむくんだ時にも歯の圧迫を受けて症状が表れる」との話を聞きました。さすがに2人の先生から「歯痕舌」に要注意といったお話を伺うと、これからは時折舌をチェックしないといけないな…と。
こちらの企画、日常的な生活シーンにある「カラダの反応・仕組み」に関する謎について、真面目にかつ楽しく解説する連載です。「オトコのお悩み相談室」と同様に、過去の好評記事をご紹介しますので、もしよろしければこちらもご覧ください。
