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エビデンスが後押し! 「寝正月」のススメ

寝不足だとパファーマンスは低下、ダイエットでも不利益に

 中西奈美=日経Gooday

 私の2014年は、ひと言で表すなら「時間との戦い」でした。締め切りが決められている作業の途中で、別の仕事が割り込んできたり、急な変更を求められることがあると、「時間がない!!」と焦ることがしばしば。時間を作るには…「今日は徹夜かな」と、睡眠時間を削ることがすぐに頭に浮かびます。

 大抵、帰宅すると徹夜の覚悟はすぐにくじかれ、「やっぱり明日の朝、早く起きてやろう!」と布団にもぐりこむのですが、なかなか寝付けません。気付くと窓の外が明るい…。目覚まし時計に起床を促されて、のそのそとパソコンの前に着くも、仕事の効率が上がっている気がしません。

 それもそのはず。寝不足の状態では頭が回らないことが明らかになっています。24時間起きっぱなしでいると、ビール大瓶1本程度を飲んだとき(血中アルコール濃度0.1%に相当)と同じくらいパフォーマンスが低下すると、オーストラリアの研究報告があるほど(ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル「睡眠を削る人は出世できない!?」より)。

 しかも、睡眠時間が短い状態が続くと(慢性的な睡眠不足)、メタボや高血圧、糖尿病などの生活習慣病や心筋梗塞、脳卒中、免疫力の低下などのリスクを増大させることがいくつもの研究で明らかになっています。鬱との因果関係も言われています。

 また、私の場合、寝不足の日は体が重く、無性にお腹が空きます。しかも、肌ツヤは最悪。思わず鏡から目を背けたくなります。

 なんと、睡眠はダイエットとも関係していて、寝不足の状態になると、身体はエネルギーを貯め込むために、食欲を増進させ、代謝を落とす命令を出す、グレリンというホルモンの分泌量が増えるという研究結果も(ダイエットにいいのはどっち「4時間と7時間睡眠、どっちが太る?」より)。

 肌の調子を整えるカギは、代謝を上げる成長ホルモンを、睡眠中にしっかり分泌させることです。成長ホルモンが最も分泌される、いわゆる“ゴールデンタイム(午後10時~午前1時)”を外れてしまっていても、就寝の2時間前には食事を済ませ、入浴や家事などで軽く運動した状態にしてから床に就けば、成長ホルモンを活躍させることができます。(ダイエットにいいのはどっち「4時間と7時間睡眠、どっちが太る?」より)。

 一説によると、人生の3分の1は寝ている時間なのだとか。ついつい犠牲にしてしまう睡眠時間ですが、起きている3分の2の時間にとって大切な役割を担っているのですね。

 冬休みは生活のリズムを整えるいい機会です(自戒も込めて)。「寝正月」を貪るうえでの理論武装も兼ねて(?)、眠りの科学に触れてみるのはいかがでしょうか。

ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

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