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真似てあなたもタフになる! あの経営者の健康習慣

私の『カラダ資本論』名言集

 日経Gooday編集部

 日経Goodayでは2015年7月から、経営者をはじめとするマネジメント力に長けた人たちに、話を聞く連載「私の『カラダ資本論』」が好評をいただいています。今日は連載の中から、経営者たちが実践している健康習慣をご紹介します。真似ればあなたもタフになれるかも!?

星野リゾート代表 星野佳路さん

星野リゾート代表 星野佳路さん

「1日1食主義」で思考がクリアに

 食事は1日1食、夕食だけにしています。年齢とともに、基礎代謝は落ちてくる。ベストな体重を維持するには、食べる量を減らすしかない。そう考えて、40代で朝食をやめ、50代になる頃には昼食もやめました。1日1食なので、量はとくに制限せず、好きなものを好きなだけ、バランス良く食べます。甘いデザートも食べますし、お酒も飲みます。ただ、体質的に量はそれほど飲みませんね。

 1日1食にしてから、体重が落ち、血圧も下がりました。それ以前は上の血圧(収縮期血圧)は高血圧の領域に入る145程度でしたが、今は120台、高くても130台でコントロールできており、まったく問題ありません。コレステロール値も改善しています。

■星野さんの1日1食主義について、詳しくはこちらをクリックしてください。
第1回 1日1食でハングリーハイで思考がクリアに

深い睡眠をどれだけとれているか測定してみる

 睡眠については、「深い睡眠」を3時間以上とることにこだわっています。睡眠は深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)のバランスが大切で、とくに脳や身体を休める深い眠りがとれていないと、質の高い睡眠は維持できないといわれます。そこで2年ほど前から、スマートフォンの健康管理アプリ「Withings」で睡眠のパターンを毎日測定しています。

 そして、例えば全体の睡眠時間は7時間とれていても、深い眠りが3時間以上とれていなければ、なぜだろうとその原因を探ります。この振り返りを繰り返すことで学びとなり、上手に眠れるようになってきました

 振り返りをして分かったのは、私の場合、寝る前にあることをすると眠りが浅くなるということです。そのため最近は就寝直前にはそれをしないことに決めています。

■星野さんが就寝直前にはしないと決めたこととは?詳しくはこちらをクリックしてください。
第2回 睡眠のパターンと1日の歩数を毎日計測

ジャパネットたかた前社長 髙田 明さん

ジャパネットたかた前社長 髙田 明さん

声を出して陽気に振舞ってみる

 「もしかしたら声を出すことが私の健康の秘訣なのかもしれません。私なりに分析すると、声を出すというのは表情をつくること。表情をつくるということは、前向きな自分をつくることにもなると思うのです。声を出している人には前向きな人が多い。実際、落ち込んでいるときには大きな声を出せませんよね。笑顔をつくると幸せな気持ちに自然となるように、声を出して陽気に振る舞うことで、自然とそういう気持ちになる。声や表情が脳をうまくだましてくれているのではないかと想像しています。

■髙田さんが考える「声を出すことの効能」については、こちらをクリックしてください。
第1回 「元気の秘訣は“高音プレゼンテーション”にあり?」

悩んでもしかたのないことで悩まない

 これまで66年間生きてきた中で、眠れなかったことは恐らく1日、2日もありません。“寝力”があると自分では思っています。いつでもどこでも移動中でも旅行中でも気にせず、眠れます。食事はもう長年1日1.5食くらいで、昼はお弁当、夜はご飯抜きで、晩酌がてら少しつまむ程度。就寝前に食べすぎないのも、よく眠れることにつながっているのかもしれませんね。

 すぐに眠れるのは、くよくよ思い悩むことがないことも影響しているでしょう。なぜくよくよしないのかといえば、起きたことを受け入れて、前へ前へと進んでいくという人生を送ってきたからだと思います。

 例えば、消費税が上がったとします。どんなに嫌だと思っても、自分の力で増税を食い止めることはできませんよね。多くの人の悩みの99%は、悩んでもしかたがないこと。過去の出来事にとらわれたり、将来のことを不安に思ったり、ほとんどの人が自分ではどうにも変えようがないことで悩んでいるのではないでしょうか。

■髙田さんがポジティブでいられるワケは?詳しくはこちらをクリックしてください。
第3回 「くよくよ悩んで眠れなかったことはありません」

GMOインターネット会長兼社長・グループ代表 熊谷正寿さん

GMOインターネット会長兼社長・グループ代表 熊谷正寿さん

日々のチェックと定期的なメンテナンスを欠かさない

 私が実践している健康習慣のポイントは5つ、「長寿につながる食事」「7.5時間の睡眠」「定期的な運動」「測定・検査を通じての管理」「ポジティブシンキング」です。「仲間と一緒に、社会に貢献できる素晴らしい仕事をしていきたい」という志を抱いた20代前半から、この5つのポイントを意識して、それぞれさまざまなことを実践してきました。体はいわば「道具」ですから、その道具が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、常に意識しています。そのためにも、日々のチェックと定期的なメンテナンスは欠かせないものですね。

■熊谷さん流のメンテナンス法は?詳しくはこちらをクリックしてください。
第1回 「『1000人に1人』のカラダはこう作っている」

仕事より運動を優先してみる

 体の状態がベストでなければ、仕事のパフォーマンスも悪くなりますよね。同じ内容を伝えるにも、体の調子がいいときは、背筋を伸ばして、胸を張って、堂々と話せます。ところが、体調が悪かったり、筋力が衰えてきたりすると、背筋が丸まり、覇気もないように見えて、言葉の説得力すら失われてしまうものです。

 歩くと脳が活性化するせいか、発想力や記憶力が高まるように感じます。ただ、単に“ながら”をすると、どちらも中途半端になってしまう場合があります。大切なのは、運動も、脳の働きもそれぞれがベストなパフォーマンスになって相乗効果が得られるようにと強く意識することですね。

■熊谷さんが実践する“ながら運動”とは?詳しくはこちらをクリックしてください。
第3回 「私が仕事より運動を優先するワケ」

グロービス経営大学院学長、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー 堀 義人さん

グロービス経営大学院学長、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー 堀 義人さん

心の健康について自分なりに考えてみる

 以前、取材で「あなたにとって何が一番大事か」と質問されたことがあります。「一番大事なのは、心の平安とマインドフルネス」と僕は答えました。これらはもちろん、体の健康にもつながります。

 いつも心が平静な状態を保てるようにするためには、自分なりの哲学を持つことが大切だと思います。生きている意味は何か、心の健康とはどういうものかなどを自分なりに考え、自分なりの方法論を持つことでしょう。

■堀さん流「自分の心を知る方法」は?詳しくはこちらをクリックしてください。
最終回 「『自分の心を知る』ことが健康の第一歩」


トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長 吉越浩一郎さん

トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長 吉越浩一郎さん

残業をやめてみる

 「最近、くたびれているな」とか、自分の体が悲鳴を上げているのを感じることはありませんか。そういうことがしょっちゅう起きているのは決して好ましいことではないと思います。そうした疲労の積み重ねが体を蝕んでいくのです。

 実際、日本人は働きすぎですよ。そのせいで心身ともに疲れて、健康面で不調を来す人が多いのです。

 長い時間働くことを、一生懸命に仕事をしていることとイコールだと思っている人は少なくない。それは違うと、私は言いたい。

■吉越さん流「残業ゼロ」の達成法は?詳しくはこちらをクリックしてください。
第2回 「残業ゼロ」は健康にいい

なるべく歩く

 フランスは車社会なので、普通の道ではとてもではないが歩くことができません。歩道がなく、ガードレールもない。街中はスピード制限が50kmですが、ちょっと街を出ると90kmになりますからね。おちおち散歩するどころではないんですね。

 そういった意味では日本は恵まれています。日本だったら、今日は天気がいいから歩こうかなんてできますから。せっかくの環境を有効活用しなくてはもったいないと思います。

■吉越さん流「1日1万歩」の秘訣は?詳しくはこちらをクリックしてください。
第3回 「ゴルフコースでカートには絶対乗らない」/p>

エレコム社長 葉田順治さん

エレコム社長 葉田順治さん

筋トレを定期的に行ってみる

 朝の筋トレメニューは、ゴルフのレッスンやニュース番組のDVDなどを見ながら行います。まず腹筋・背筋を50回ずつ3セットで合計300回。内転筋・外転筋のトレーニングを30kgの負荷をかけて40回ずつ3セット…。同じメニューを続けていると、体調のバロメーターにもなります。普段の習慣があるからこそ、自分の体と対話ができるんですよね。

 筋トレはずっと続けてきましたが、ある時から目覚ましいほどの効果を実感するようになりました。数年前にかかりつけのクリニックで、男性ホルモン治療を始めてからです。

 加齢による男性ホルモンの低下は避けられず、テストステロンが減ると意欲低下や長引く疲れ、不眠、肥満などの体調不良を招くそうです。私も以前は70代くらいのレベルに低下していて、男性更年期や体調の悪さを感じてもおかしくないくらいでした。当時は、なんとか気合いでカバーしていたようです。

■葉田さんのカラダ資本論、詳しくはこちらをクリックしてください。
第2回 「男性ホルモン治療で、ドライバー飛距離260ヤードに」

見た目を気にしてみる

 男性ホルモン治療に加えて、実は最近はシミ取りなどのアンチエイジング療法も受けています。シミ取りのレーザー治療を受けると、一時期的にシミが濃くなり、やがてかさぶたのような状態になりますが、1週間くらいで元に戻ります。なので、週末や年末年始、お盆休みの前などに受けることが多いですね。

 見た目が若返ると元気が出ますし、印象も良くなる。仕事でも自信を持って、人と会ったり話したりもできるでしょう。

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第3回 「60歳から実践!『シミ取り』のススメ」

日本サッカー協会最高顧問 川淵三郎さん

日本サッカー協会最高顧問 川淵三郎さん

健康のために意固地になりすぎない

 ゴルフでラウンドする時、川淵さんはカートに乗らずに歩く。ただし、真夏の炎天下や、川淵さんとほぼ同じ年の同伴プレーヤーが『カートを使う』と言ったら、我を張らずに一緒にカートに乗るようしている。

 「自分ひとりだけがフェアウェイを歩いて、他の人たちがカートに乗っているのも妙な感じでしょう。健康や身体のことを考えるといっても、意固地になってやるのは精神の健康にも良くない。それに、私の理想は一緒に回った相手のスコアを良くして、しかも自分もより上手になること。ゴルフは基本的には個人競技だけれど、同伴者のことにも気を遣うスポーツじゃないかな。頭を使うスポーツですよ」

■川渕さんのカラダ資本論、詳しくはこちらをクリックしてください。
第1回 「ゴルフは歩いてラウンドする根っからのアスリート」

日常の中で簡単に実践できることは取り入れてみる

 「先日、ある人から聞いた話なんだけれど、ゴルフ場で歩く時には『歩幅を1cm広げて歩く』、さらにお相撲さんがやる『股割りストレッチを日課にする』、この2つを習慣にすれば飛距離が伸びるらしいのです。さすがに股割りはやっていないけれど、ゴルフ場ではリズムを保ちながら、なるべく大きな歩幅で歩くようにしました」

 このように、日常の中で簡単に実践できることは何でも取り入れることも、川淵さんの健康を支える要因になっているのだろう。

■川渕さんのカラダ資本論、詳しくはこちらをクリックしてください。
第2回 「『シェー』のポーズで腰の衰えを防ぐ」

(写真:菅 敏一、鈴木愛子、増井友和、水野浩志