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「どんな現場でも、どうやったら楽しいかを考える」―俳優・石原良純さん

~GoodayTalk&Clinic 石原良純流 多忙な人のためのベストコンディションの作り方【後編】

BSジャパン「モーニングプラス」のメーンキャスターを務める榎戸教子さんが、石原さんに質問を投げかけていく。
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榎戸さん 「人生を楽しむ。石原さんはその秘訣はどのようなことだと考えていらっしゃいますか?」

石原さん 「楽しむ、というキーワードから思い出すのは、昔刑事ドラマに出ていた頃のことですね。うちの叔父が、西部署とか七曲署とかの課長や係長をやっていた時代です。辛かったですよ、現場。怖い方がいてね、怒鳴られて。撮影現場は怖いものだと思いました。当時は、それぞれのプロが緊張感を持って働いて、それが映像につながったときに輝いていればいいんだと思っていました。でも、ベルリンの壁が1989年に崩壊して、僕も自由に生きよう、と思って刑事を辞めて、叔父のところを出たんですよ」

 「そのときに出演依頼されたのが、ダウンタウンやウッチャンナンチャンがやってた、フジテレビの『夢で逢えたら』という夜の番組です。そこでは打ち合わせで台本を読み、立ち稽古をして、ランスルーといって台本なしで動きます。ところが、いざ本番になると、みんな違うことやるんです。『今までのはなんだったの』っていう話です。セットから落っこちて、スタッフがそれを見てゲラゲラ笑っているんです。『なんだこりゃ』という感じですよ。でもね、こうやって楽しむことを最優先にする現場もあるんだな、物の作り方の新しい感覚なんだなと関心しました」

 今では、俳優、バラエティ、天気予報など、さまざまなジャンルで大活躍中の石原さん。常に心掛けているのが「僕はどうやったら楽しいだろう」と考えることだといいます。

石原さん 「朝早い現場でも寒い現場でも、何か楽しいこと、ここに来た甲斐があったよなぁと思うことを探すと、何か拾えるものがあるんですよ」

川田さん 「なるほど、どんな状況でも、あえて楽しむ。お手本にしたい、ポジティブな選択ですね!」

鈍感力には自信がある。でも、自分のことは自分が見ている

 現場で常に「楽しむ要素」を探すという石原さん。自身のメンタルパワーのもう一つの源は、「鈍感力」だと説明します。

石原さん 「僕はどうやら、人の話を聞いていないんだな(会場爆笑)。いろいろ人から怒られても、まあ、そりゃそうだ、人間だから気にくわないこともある、こうやって悪口も言いたくなるんだろうなぁ、なんて思っているうちに相手の言葉が聞こえなくなるんですね(笑)。あとで冷静に振り返ると『あれは相当怒っていたな』と思うこともありますが……」

榎戸さん 「石原さんはずっとそういう感じだったんですか?」

石原さん 「そうだなぁ、若い頃のあの厳しい現場でも耐えられたのは、鈍感力のおかげかもしれない。でも、人の言葉は聞こえていなくても、誰よりも自分の言葉は聞いているんですよ。自分がしたことは自分が知っている。『天知る地知る俺が知る』っていいますけれど、自分がずるした、サボった、やっちゃいけないことをやった、というのは誰よりも自分が見ているんです。先週も、わかっていたんです。お酒は飲まないほうがいいと思っていたのに、ゆっくりしたほうがいいとわかっているのに、飲んだ結果、急性胃炎になった(笑)。運動もそうで、無理をすると怪我するとわかっている。だから自分の声は聞くようにしたほうがいいです」

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