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Gooday 通信

三浦豪太さん「三浦家のカラダ哲学は『できない理由より、できる理由を考えよ』」

父・雄一郎のエベレスト挑戦に学ぶ Gooday流アンチエイジングセミナー【前編】 

 今の俺の状態をわかってるのか! と怒って電話を切った豪太さんは、思わず電話ボックスを負傷した脚で蹴ってしまい、激痛で転げ回ったそうです。でも、そのときふと、さっきまで地面に足をつくこともできなかったのに、今は怒りの勢いで歩いている。「ひょっとしたらどうにかなるんじゃないか」と思ったといいます。

 そこで豪太さんは、スキー靴をばらばらにして、腫れ上がった足をプラスチックで覆ってから、その上を粘着テープでグルグル巻きにして固定する方法を考案。さっそくホームセンターに行き、のこぎりと粘着テープ、カナヅチを買い、翌日の試合に出場したそうです。

 「結果は27位でしたが、選考メンバーのうちの2人が転んでゴールできなかった。その結果、僕は代表選手に選ばれたのです。世の中何が起こるかわからない。だから挑戦することが大切なことを学びました」(豪太さん)

心臓手術4回、骨盤骨折。発想の転換で難局を乗り越えた

 父・雄一郎さんがモットーにしているのが、「できない理由より、できる理由を考えよ」ということだったと、豪太さんは会場の参加者たちに向けて熱弁を振るいます。その信念は、2013年、80歳でエベレストを登頂したときにも貫かれていたそうです。

「世の中何が起こるかわからない。だから挑戦することが大切だということを父からを学びました」(豪太さん)
「世の中何が起こるかわからない。だから挑戦することが大切だということを父からを学びました」(豪太さん)

 「父は70歳、75歳でエベレスト登頂に挑んでいます。こうした過酷な挑戦を何度も続けていると、周囲の人たちは父がさぞや強靱で、特別な肉体を持っていると思っているようですが、決してそうではありません。実は72歳のときに『心房細動』という不整脈が発覚しました。脳梗塞や心筋梗塞になるリスクもあり、主治医からは『エベレストに登るのは、裸でワニがいる池に飛び込むようなものだ』と言われました。続けて、『勇気ある撤退を』と真剣な目で進言されたのです」(豪太さん)。

 病院から帰るタクシーの中での会話を、豪太さんは今でもハッキリ覚えているといいます。

豪太さん  「先生はああやって言っていたけど、75歳のエベレスト、どうする?」

雄一郎さん 「豪太…おまえなぁ、泥棒が『これからあの家に泥棒に入ります』と警察に相談したら当然、警察はその泥棒を説得するだろう?」

豪太さん  「あぁ、うん」

雄一郎さん 「心臓の病気のある人がエベレストに登るって言ったら、止めるのがお医者さんの責任なんだ。反対するお医者さんもいれば、賛成してくれるお医者さんもいるはずだ。これから探そうじゃないか!」

 こうした父の信念によって、「75歳のエベレスト挑戦」をサポートしてくれる医師を5人探し出し、手術を4回行ったそうです。最後の手術はエベレストに向かう2カ月前…。

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