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Gooday 通信

カラダにいいといわれるワイン、その実力は?

抗酸化作用から腸活、殺菌効果、認知症予防まで、幅広い健康効果

 Gooday編集部

ワインは日本酒やビールより糖質が少ない!

ワインは低糖質だった! ポリフェノールだけじゃない、これだけの効能

日本酒、ビール、ワインに含まれる糖質
赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0gと他の醸造酒の60%から3分の1程度と低い。糖質の量は炭水化物の総量から食物繊維を引いて算出した(出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂))
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 ワインの健康効果としてよく取り上げられるのが、赤ワインに含まれる「ポリフェノール」です。ポリフェノールは植物由来の抗酸化物質で、コーヒーや緑茶、ブルーベリーなどに多く含まれていることが知られています。「フランス人は喫煙率が高く、バターや肉などの動物性脂肪の摂取量が多いのに、心疾患による死亡率が低い」という“フレンチパラドックス”の理由として、赤ワインに含まれるポリフェノールの存在が指摘されたのが、1990年代の赤ワインブームのきっかけでした。しかし、ワインの健康効果はポリフェノールによるものだけではありません。

 最近は、パンや麺類からスイーツまで、あらゆる食品で低糖質(ローカーボ)が大ブームとなっています。あまり知られていませんが、ワインは醸造酒の中でも圧倒的に糖質が少ないという特徴があります。日本酒やビールの60%から3分の1程度しか糖質を含んでいません。糖質を気にする方、低糖質ダイエットを実践中の方は、ワインを選ぶといいでしょう。

 適量のワインの摂取は血圧を下げる効果を期待できることもわかっています。ワインに多く含まれるカリウムが、ナトリウム(塩分)を体から排出する働きをするためです。また、ワインに含まれる酒石酸、乳酸などの有機酸には、腸内で悪玉菌の生成を抑え、善玉菌を活性化させる働きがあり、腸内環境を整える効果が期待できます

ワインの健康効果は価格と関係あるか

ワインと一口に言っても、価格は1本500円前後から数万円以上のものまで非常に幅が広い。味わいもさまざまだ。(©Magdalena Paluchowska -123rf)
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 最近は、安くておいしいワインが手軽に入手できるようになりましたが、ワインと一口に言っても、価格はもちろん、味わいはさまざまです。最近では、フルボトルのワインでも1本500円程度からと、とてもリーズナブルに購入できるようになってきました。では、どんなワインでも等しく健康効果があるのでしょうか。

 銘柄によっても異なるので一概には言えませんが、最も安い価格帯のワインはブドウの濃縮ジュースを発酵して作られています。チリやアルゼンチンなどで栽培されたブドウを現地でジュースにして、濃縮させて日本に輸入し、これを国内で酵母を入れ発酵させて製造したものです。次に安いのが、近年、輸入量が急増しているチリ産など、南米で生産されているワインです。こちらはブドウから直接醸造しているワインですが、フランスなどに比べて、ブドウそのものが安く購入できるため、最終成果物のワインも安くできます。

 メルシャン酒類研究所所長を務め、醸造と健康効果両方の研究に取り組んできた山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授によると、「安くても健康効果は基本的に同じです。ただし、濃縮ジュースを発酵させて造った場合は、果汁を濃縮する段階を経ることで味わいは落ちます。ポリフェノールの量も少なくなるので、健康効果も低くなります」とのこと。

 一方で、ブドウの品種による違いはあるそうです。「ポリフェノールの含有量はブドウの品種により異なります。濃厚でしっかりした味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンにはポリフェノールが多く含まれていますから、健康効果が高いといえるでしょう。また、赤ワインに含まれるポリフェノールは、数年程度熟成させることで抗酸化作用が向上します。数年熟成させた高額なワインはより健康効果が高くなるといえます」(佐藤教授)

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