サイトオープン1周年 読者の皆さんへ、押しつけがましい(?)お礼です
私が独断で選ぶ、この1年“お気に入り”の記事12本
米田勝一=日経Gooday編集長
◆がんに負けない患者力 ピアニスト・中村紘子 「がんが治っても、ピアノが弾けなくなるのは困る」 「ちょっと変だけど、がんになった自分を楽しんでいる」

2014年2月に腸閉塞の手術を受けた際に大腸がんが発見された、ピアニストの中村紘子さんのインタビューです。「今までなかった体験をしているので、がんになった自分をとても興味深く受け止めているんです」「新薬の認可まで2年かかるなら、あと2年間生きていればいい」「楽しいことをして、その合間にいい治療を受ける」―。
治療を続けながら演奏を続けるアクティブな中村さん。その口から飛び出す、印象的でバイタリティーにあふれ、ちょっとかわいらしいフレーズの数々。どうにか健常に暮らしている自分のほうが、元気をいただきました。現在受けられている治療の、効果最大、副作用最小をお祈りしています。
◆左党の一分 どうして酔っ払いは同じ話を繰り返すのか?

我がことを振り返りながら、深く納得。
酔いが深まると「ここだけの話…」が増え、記憶を失いながらなぜか家に帰り着いている理由も、しっかり解説されています。
◆医療問題なぜなにゼミナール 第11回 インフォームド・コンセントの定着が“説明不足”を招いている

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)には、患者からのさまざまな相談が寄せられます。相変わらず多いのが、「医師からきちんとした説明を受けていない」という不満。しかし、確認してみると、多くの方が、「説明の時間は1時間程度あった」と答えるそうです。なぜこのようなことが起こるのでしょう?
「インフォームド・コンセントという概念は、もともと、『患者が病名や病状を知りたいと望めば、知る権利がある』という“患者の権利”が根本にあります。ところが、日本では、医療者が患者に『説明すること』と理解されて広まっていきました。そのため、医療者が必要と思った情報の一方通行になっている側面が強く、医学の専門知識が求められる説明を理解できなかった患者としては『聞いていない』となってしまう」
COML理事長の山口育子さんはこう分析します。読後、深くうなずきました。
◆ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル コーヒー+15分の“ちょい寝”は効率アップの特効薬だった

これまで、会社でもこっそり昼寝(いねむり?)はしていましたが、最近ではあわせてコーヒーも飲むように心がけています。「効率アップのための昼寝」だと、言い張りやすくなりますので。
1点注意を。30分以上の昼寝は、逆に作業効率を下げてしまいかねないそうです。
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