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Gooday 通信

中村格子さん「若々しさの源は骨と筋肉、いい姿勢」

「老け見えの原因は抗重力筋の衰え」 Gooday流ビューティフルエイジング・セミナーより【前編】

 日経Gooday編集部

抗重力筋の衰えとともに「老け見え」が進行

 アンチエイジングに骨が果たす役割に続いて、筋肉へと話が進みます。

 「人の筋肉は加齢とともに減少します。運動をしない生活をしていると、30歳以降では10年ごとに5%ずつ減っていくことが分かっています。ベットの上で安静にした状態だと、1日あたり1~1.5%の筋肉が落ちていきます。『それは入院している人の話でしょ?』と、他人ごとのように考えてしまうかもしれません。でも、お休みの日に家でごろごろしているのは、まさしくベット上で安静にしているのと同じ状態なのですよ」と中村先生が言うと同時に、会場からはどよめきが…。

「骨粗しょう症の生存率は8年後で50%。つまり、8年で半分の方が亡くなる予後の悪さに、多くの人は気づいていません」(中村さん)
「骨粗しょう症の生存率は8年後で50%。つまり、8年で半分の方が亡くなる予後の悪さに、多くの人は気づいていません」(中村さん)
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 平日はデスクワーク、お休みの日に自宅でゴロゴロと、忙しさを補うための便利な現代生活においては、中村先生が指摘するように体を動かす機会が減っているのも事実かもしれません。「動かない生活」が筋肉を甘やかし、結果的に入院中の患者と状態と同じになるという事実…。衝撃でした。一度落ちた筋肉の力を基に戻すには至難の業だそうです。

姿勢を正し、こまめに歩くことが加齢に負けない第一歩

 こうした加齢の仕組みと現実を知る中で、それでは一体、私たちはどのように抗えばいいのでしょうか。最も簡単な解決法として、早速取り組んでほしいと中村先生が強調するのが、ズバリ「姿勢」の維持なのです!

 「股関節を屈曲させる腸腰筋(ちょうようきん)が衰えると、骨盤が後傾(後ろ側に傾くこと)します。ももを伸ばす大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が衰えれば、ひざが曲がります。さらにお尻にある臀筋(でんきん)が落ちると、足が後ろに振り上げられず、歩き方がショボショボと老け込んだ歩き方になります。お腹も背中も伸ばせなくなると、腹筋をはじめ、背中にある脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、広背筋(こうはいきん)が衰えます。つまり、おばあさんのような体型のできあがりです。姿勢が良ければ若く見え、反対に、姿勢が悪いと老けて見える。いい姿勢を保ち続けるには筋肉がしっかり使えることが大切で、それによって骨折や転倒といった事故を防ぐことにもつながる。一挙両得なのです」(中村先生)

会場となった日経カンファレンスルームは、美と健康に関心が高い女性たちで満席に。
会場となった日経カンファレンスルームは、美と健康に関心が高い女性たちで満席に。
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 美しい姿勢を保つために働くのが、“抗重力筋(こうじゅうりょくきん)”と呼ばれる筋肉群。そこで欠かせないのが、運動だというわけです。

 「運動といっても、ハードな運動で鍛えておくという話ではありません。運動の第一歩は、ごくシンプルに『歩数』を増やす。関節痛があるなどのトラブルがなければ、まずは日々の歩数を増やすこと。国内で行われた『中之条研究』という調査では、1日あたりどのぐらいの歩数を意識すればどんな病気を予防できるか、という指標がはっきりと提示されています。体を動かす際に筋肉と関節がしなやかに伸び縮みするよう、マッサージやストレッチを加えるとなおいい」と中村先生はアドバイス。

1日当たりの歩数によって期待される疾患予防
1日2000歩~4000歩で → 寝たきり予防
1日5000歩で → 認知症予防
1日7000歩で → 骨粗しょう症予防
1日1000歩で → メタボ予防
※群馬県中之条町において、65歳以上の全住民約5000人を対象に、身体活動と病気予防の関係について調べた研究(2000年から10年以上継続して実施)

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