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どれだけ知ってる? 頑固な疲れ&夏バテ対策のウソ・ホント

疲れを制すには、まず正しい知識を得ることから

このところの暑さで、夏バテ気味の方や、寝てもなかなか取れない頑固な疲れに悩まされている方は、ますます増えていることでしょう。疲れを制すには、まず疲れについて真実を知ることが大切! …というわけで、次の項目はウソかホントか、考えてみましょう。答えは2ページ目以降に紹介しています。

どれがホントで、どれがウソでしょう!

【1】デスクワークの疲れと運動の疲れは同じ

【2】「睡眠」は疲労回復の唯一の方法といっても過言ではない

【3】疲れの元凶ともいえる「いびき」、解消するコツは「仰向けで寝る」ことだ

【4】1泊2日温泉旅行は疲労回復には逆効果になる可能性がある

【5】「夏バテ」の要因は、大きく分けて「暑さ」「赤外線」「寒暖差」の3つだ

【6】抗疲労効果があるといわれるイミダペプチドは、野菜に多く含まれる

  【1】デスクワークの疲れと運動の疲れは同じ

(©PaylessImages 123-rf)
ホント

 長時間ジョギングをしたり、暑い中、営業で走り回ったり、四六時中座りっぱなしでデスク作業をするなどして「疲れた」と感じたとき、体の中のどこが最も疲れているか、考えたことはあるでしょうか。

 「デスクワークだと脳だろうけど、運動の後なら、そりゃ筋肉でしょう」など、運動の場合とデスクワークの場合では疲れる部位は違うという意見が大半を占めそうですが、実は、両者の疲れは同じで、どちらも「脳」の疲れだ、と東京疲労・睡眠クリニックの院長・梶本修身さんは話します。

 デスクワークが脳の疲れというのは理解できるとしても、運動による疲れが、筋肉ではなくて脳の疲れとは、一体どういうことなのでしょうか。答えはこの記事にあるのでどうぞご覧ください。

明らかになった疲労の正体!肉体疲労と頭の疲労は同じだった

【2】「睡眠」は疲労回復の唯一の方法といっても過言ではない

ホント

 疲れると体内で「ファティーグ・ファクター(Fatigue Factor)」と呼ばれるタンパク質(疲労因子FF)が増えます。それが増えて脳から「休め」というアラームが出ると、疲労因子FFに対応する「ファティーグ・リカバー・ファクター(Fatigue Recover Factor)」(疲労回復因子FR)が発生し、酸化された細胞の修復を始めます。

  日中、活動を続けているときは疲労因子FFが出続けるため、疲労回復因子FRの修復が追いつきません。一方、夜間の睡眠中は、脳も自律神経も働きが抑えられるため、疲労回復因子FRによる修復が損傷を上回り、疲労が回復できます。

 したがって、疲れを感じたときは、睡眠をとることが大事であり、逆に、睡眠不足が慢性化すると、疲労が残って蓄積していくことになると考えられています。より詳しくはこちらの記事をご覧ください。

明らかになった疲労の正体!肉体疲労と頭の疲労は同じだった

【3】疲れの元凶ともいえる「いびき」、解消するコツは「仰向けで寝る」ことだ

ウソ

 いびきを解消するコツは「横を向いて寝ること」です。仰向きに比べて舌の落ち込みを防ぐため、4~5割程度、いびきが軽減するそうです。いびきが睡眠へ与える影響について詳しくは下記の記事をご覧ください。

寝てもとれない疲れの原因は「いびき」だった!その疲れの解消法は?

【4】1泊2日温泉旅行は疲労回復に逆効果になる可能性がある

(©hubavas 123-rf)
ホント

 仕事などで疲れがたまると「温泉に出かけてリフレッシュしよう」と思う人もいるでしょう。自然の豊かな温泉地に行って、無理のないプランでゆったりした時間を持てれば疲労軽減に役立てることもできます。しかし、「1泊2日の強行日程で観光地巡りをぎっしり詰め込むと、かえって自律神経の疲れをためてしまうことになるので要注意」と、梶本さんは指摘します。

 一体どういうことなのでしょうか? その理由や対策について下記の記事をご覧ください。

1泊2日温泉旅行は疲労回復に逆効果!?疲れ回避のための新常識【暮らし編】

【5】「夏バテ」の要因は、大きく分けて「暑さ」「赤外線」「寒暖差」の3つだ

ウソ

 東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本さんによると、「夏バテ」の要因は、大きく分けて「暑さ」「(赤外線ではなくて)紫外線」「寒暖差」の3つです。夏(7~8月)は1年のうちでも紫外線量が最も多くなる時期。紫外線が目から入ることによってその刺激が脳に伝わり、自律神経のうち交感神経が優位になりやすく、疲れやすくなります。夏バテの要因や予防についてさらに詳しくはこちらをご覧ください。

突然死は夏に多い! 夏の疲れを助長する知られざる3大要因とは

【6】抗疲労効果があるといわれるイミダペプチドは、野菜に多く含まれる

ウソ

 イミダペプチドは、鶏の胸肉などに多く含まれる抗酸化成分で、骨格筋や脳で再合成されてその場で抗酸化作用を発揮します。そのため、他の抗酸化成分に比べて、酸化ストレスに対抗し続ける持続力が高く、1日1回の摂取でも効果が期待できます。イミダペプチドについて詳しくは下記の記事をご覧ください。

栄養ドリンクは疲労に効かない!?疲れ回避のための食の新常識