今日は「山の日」! 山歩きで心もカラダも健康になれるワケ
日経Gooday編集部
今日、8月11日は「山の日」。2016年から新たに定められた国民の祝日です。内閣府によると、山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」。ということで、Goodayで過去にご紹介した、「山で健康になる記事」をご紹介します!
思ったほどつらくない! ゆったり「トレイルランニング」

まずは、元マラソンメダリストの有森裕子さんによるトレイルランニングのススメ。「トレラン」と聞くと、「ランニング上級者向け」「過酷」というイメージを持っている人も多いと思いますが、意外や意外、有森さんによると、足や体の疲れをほぐす「積極的休養」としておススメなのだそうです。
木立の中で、柔らかい土の上をリラックスしながら走ることで、体全体がほぐれ、自然の凹凸のある地面でバランス感覚も養われるのだとか。ポイントは、勾配のゆるやかな山を選んで、ゆっくりと走ること。ひんやり爽やかな空気に包まれる夏山に、森林浴を兼ねて、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
有森さんが現役時代に体験したまさかの遭難エピソードも併せて、詳しくはこちらの記事をご覧ください!
有森裕子 遭難しかけて学んだトレイルランニングの効用と注意点
山登りをすればダイエット効果もバッチリ!

次は、登山はなぜカラダにいいの? どうすれば疲れない?など、「初めての山登り」のイロハをご紹介した、こちらの特集。答えてくれたのは、プロスキーヤーであり、登山のスペシャリストでもある三浦豪太さんです。
まずは「山登りの効用」。豪太さんいわく、「運動量、行動時間を考えると、山登りは最もエネルギーの消費が激しい有酸素運動」なのだそうです。約100mの標高差を登っただけで、横に約3km移動したのと同じぐらいの運動量に匹敵するというのだから、ダイエット効果もバッチリ。
それだけ激しい運動となると、素人にはつらそうですが、意外にも、「体力がない人でもきちんとした計画を立ててゆっくり登れば、必ず頂上にたどり着く」のだそうです。むしろ問題となるのは、下り。続きは以下の記事をご覧ください。
第1回 筋肉の老化予防には「下り」の運動が最適だった!
「登山はきつい、もういいや…」で終わらないための秘訣
次に伝授していただいたのは、「疲れない山登りのコツ」。
初心者が張り切りすぎた結果、「登山はきつい、もういいや…」で終わらないための秘訣は、「最初の30分に速く登り過ぎないこと」。50分間継続して歩けないようだったら、そのペースは自分にとって速すぎるという合図なのだそうです。
「『ペチャクチャと会話ができる』速度がその人の体力レベルに合ったスピードだと思ってください」(豪太さん)。では、休憩は何分に1回がいいのでしょう。登りよりも難しいと言われる下りを無理なくこなすための注意事項は? 登山前や登山中の食事・水分補給はどのようにすればいいの?
以下の記事で、初心者ならではの疑問をたくさんぶつけてみました。
第2回 ゆっくり歩いてたまに休む「カメ戦法」なら誰でも山頂に!
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