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Gooday 通信

イライラ、疲れ、肩こり、頭痛…季節の変わり目、不調を癒す漢方薬

好評連載「幸福薬局・幸井俊高の しあわせ漢方」まとめ

【頭痛】 体を巡る「気」「血」「津液」の乱れを調え、慢性的な頭痛を改善

頭痛は痛みのタイプによって、違った漢方薬を選びます。(©Fabiana Ponzi-123rf)

 頭痛は、(1)かぜをひいたときに頭が痛むなど、原因がはっきりしている場合、(2)明らかな原因はないけれども慢性的な痛みがある、あるいは繰り返す場合――に分けられます。漢方では前者を「外感(がいかん)頭痛」、後者を「内傷(ないしょう)頭痛」と呼んでいます。

 外感頭痛の多くは急性であり、その原因が排除されれば痛みは治まります。一方、内傷頭痛は、体質的な要因が深く関与していると考えます。「頭痛体質」そのものを改善しない限り、痛みが繰り返し襲ってきます。

 内傷頭痛の場合、その都度鎮痛剤で痛みを抑えるのも1つの方法ですが、漢方薬で根本から改善し、鎮痛剤を持ち歩かなくてもいい生活を目指すのも一法です。

 中医学には「通じざれば、すなわち痛む(不通則痛)」という言葉があります。体内で「気」「血(けつ)」「津液(しんえき)」の流れがスムーズでないと痛みが生じるという意味です。気は生命の根源であるエネルギー、血は血液や血液が運ぶ栄養に相当するもの、津液は血液以外の体液です。

 気・血・津液が適量で、さらさら流れていると、私たちは健康です。しかし、これらの流れが悪かったり、多すぎたり少なすぎたりすると、さまざまな体調不良が現れ、病気を発症します。特に流れが滞ると、痛みが生じやすくなります。

あなたの「頭痛」はどのタイプ?

肝陽上亢(かんようじょうこう)
 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)など

  • 頭が締め付けられるような痛み
  • 肩こりがある
  • めまいがする
  • 目が充血する
  • 舌が赤い

痰飲(たんいん)温胆湯(うんたんとう)など

  • ズキズキと痛む(拍動性)
  • 吐き気がある
  • べっとりとした舌苔(ぜったい)がある

下線は漢方薬の名前

 詳しい解説は、
 「頭痛に効く漢方」をご覧ください。

幸井 俊高(こうい としたか)
「薬石花房 幸福薬局」代表
幸井 俊高(こうい としたか) 東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。2006年に帝国ホテルプラザ内に「薬石花房 幸福薬局」を開局。『漢方でアレルギー体質を改善する』(講談社)、『男のための漢方』(文春新書)など著書多数。

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