日本人の2人に1人がかかる「がん」との向き合い方
情け容赦なく襲ってくる「国民病」の現実と対策
池田 悟=日経Gooday
私たちに何かと衝撃を与えるメディア情報の1つが、「がん」に関連したニュースではないでしょうか。大物俳優やミュージシャン、文化人、財界人、そして、ハリウッドスターに至るまで…。テレビなどを通じて身近に感じている存在だけに、「まさか!」「信じられない!」と声を上げることもしばしばです。
現在、日本国民のおよそ「2人に1人」が“何らかのがん”にかかり、結果的に「3人に1人」はがんで死ぬことが統計でも明らかになっています。もはや「国民病」と呼んでもいいはずなのに、心のどこかで「自分にはあまり関係ないのでは…」と楽観視をしている人も多いに違いありません。
日ごろの生活習慣を含め、どんなに万全の対策を講じたとしても、情け容赦なく襲ってくる可能性がある「がん」という病。日経Goodayでは、がんについての基礎知識をはじめとして、その実情や最新治療、心のケアまでをさまざまな連載でお届けしています。これらを参考に、ぜひ「がんに負けない生き方」を目指してみませんか。

田部井淳子「山での遭難に比べたら、がんの治療の方が恵まれている」
登山家の田部井淳子さんは、2007年の夏、早期乳がんが見つかり、乳房温存手術を受けました。その後、2012年にもがん性腹膜炎を発症。登山で雪崩に遭い、命を落としかけた経験を持つ田部井さんの、がんとの向き合い方とは?
森山紀之の「拝啓 これからがんになる皆様へ」

やさしいがんの学校

「わたしも、がんでした」
