一流人は一味違う! あの経営者の健康マネジメント術
今日から真似したい「私の『カラダ資本論』」名言集
日経Gooday編集部
ローソン代表取締役会長CEO 玉塚元一さん

メンタルを磨いてくれた“根性練”
学生時代は中学から大学まで、ラグビーに明け暮れました。練習がとにかく厳しくて、骨折や打撲などのケガが絶えず、頭は延べ40針以上縫っています。
特に大学時代の夏の山中湖での合宿は地獄でしたね。普段も毎日4~5時間の猛練習をこなしていましたが、山中湖合宿では3週間にわたって連日、早朝、午前、午後と8時間はしごかれました。
1週間くらい過ぎると心身ともにボロボロで、朝起きたときに「もう絶対に動けない!」と思うんです。それでも15分後には、山をダッシュで駆け上がっているんですよね。こんな経験を乗り越えると、怖いものはなくなります(笑)。たいがいのことでは「死にはしない」と思えるんですね。この「死にはしない」という感覚がいつも根底にあって、ビジネスでの逆境を乗り越える力にもなっていると思います。
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第1回 大学ラグビーでの試練が仕事の糧に
健康食品からドカ弁まで何でも食べる
食事は何でも食べますね。ローソンは2013年から「マチの健康ステーション」として、低糖質の「ブランパン」をはじめ、低カロリーや減塩といった健康志向の商品を数多く揃えています。一方で、お客様のニーズは多様ですから、食べ応えのあるガッツリとしたドカ弁やスイーツなども置いています。仕事ではそのどちらも分け隔てなく試食するので、カロリーなどはあまり気にしていられない。それに、お酒もやめられないんですよね(笑)。
どうしても飲食でのインプットが多くなるので、それ以上のアウトプットでバランスをとることが大事。早朝のトレーニングと1日1万歩は、アウトプットを高めに維持するために必須の習慣ですね。筋肉を動かすことで、精神的なストレスを解消することもできる。経営者にとっては、それも重要なことだと思います。
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第2回 大ケガ後もスポーツはやめられない
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