一流人は一味違う! あの経営者の健康マネジメント術
今日から真似したい「私の『カラダ資本論』」名言集
日経Gooday編集部
仕事においては、やはりカラダが資本。連休明けから生活習慣を見直そう、と決意を固めている人も多いのでは? そこで今日は、経営者などのマネジメント力に長けた人たちに健康管理の秘訣を聞く連載「私の『カラダ資本論』」の中から、一流人が実践している健康マネジメント術を紹介します。健康づくりのヒントとしてください。(役職などの情報は記事初出時のものです)
タニタ社長 谷田千里さん

とっても楽な「2割ダイエット」を実践
社外の人からは「健康総合企業のタニタということで、さぞいろいろな健康法に取り組んでいるのだろう」と思われているようですが、主に2つのことに気を付けています。その1つが、服部栄養専門学校の服部幸應先生から教えていただいた「2割ダイエット」です。さまざまなダイエット法の中でも、これ以上に楽な方法はないのではないかと思っています。
まず現在のライフスタイル、食生活を何ら変える必要がありません。すべて今のままでいい。お酒を飲んだ後の締めのラーメン、自分へのご褒美のスイーツ…。ダイエットを始めるとき、まず真っ先に「やめてください」と言われるものですが、いずれも食べて構いません。
その代わり、毎回の食事で2割だけ残してください。これが「2割ダイエット」です。もったいないのですが、すべての料理、それぞれ1品、1品に対して2割を残します。食べ始める前、横に2割分をよけておくといいでしょう。そうしないと、「あ、全部食べちゃった」となってしまいがちだからです。
私はこのダイエットを始めて10年くらいになります。社長になってからはとりわけ会食の機会が増えましたから、この方法が本当に役に立っています。外食でも自分で摂取カロリーをコントロールしやすいからです。
■谷田さんの実践するダイエット法について、詳しくはこちらをクリックしてください。
第1回 「2割ダイエット」を10年継続
活動量計をネクタイに装着
「2割ダイエット」と並んで、体形維持に役立つもう一つのノウハウがあります。それは、手前味噌になってしまい恐縮ですが、活動量計を使って消費カロリーと摂取カロリーのバランスをとることです。
私は自社の歩数計や活動量計をどんなときも身に着けています。自分自身の健康のためでもあるし、社長として商品の改良すべき点を考えたり、販促のヒントを探ったりするためでもあります。最新の小型化された活動量計をネクタイなど目立つ場所に着けていると、お会いした人が大抵「それ、何ですか」と聞いてくれます。
活動量計は歩数計とは測れるものが違います。測って、把握して、意識や行動を変えることができるのです。
■活動量計と歩数計の違いとは?詳しくはこちらをクリックしてください。
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- ライフネット生命・出口治明さん