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Gooday 通信

7大がんの基礎知識

胃がん、肺がん、大腸がんなど、日本人に多いがん・まとめ

乳がん:女性で最も患者数が多く、遺伝性は全体の5~10%

 乳がんの罹患者は、1985年には年間2万人程度と推計されていましたが、現在では8万人を超えるといわれています。罹患者が急増している要因には、栄養状態の改善による初潮の低年齢化と閉経の高年齢化、妊娠・出産経験の減少といったことから、生涯の月経回数が多くなり、女性ホルモンにさらされる機会が増えていることが挙げられます。

 また、肥満や糖尿病も乳がんのリスク要因となります。とくに近年では、閉経後の肥満が高リスクになることが示唆されており、閉経後の女性は運動によってリスクを下げられることが分かってきています。

 乳がんは、乳房中にできたしこりに気付いて、診察・診断に至ることがほとんどです。まれに、乳頭から血液が混ざったような分泌液が出る場合もあります。乳房の張りや痛みをきっかけに受診し、検査で乳がんが見つかるケースもあります。しかし、早期の段階ではそうした自覚症状がない場合も多いため、乳がん検診を受けることが大切です。

 早期に発見・治療ができれば、病後の経過が良いがんの1つです。全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)の調査(2001~2005年診断例)によれば、乳がんのステージ別の5年生存率(がんの診断から5年生存している人の割合)は、I期で99.4%、II期で94.1%、III期で75.4%、IV期で33.6%となっています。

 詳しい診断方法や治療法については、
 「女性で最も患者数が多い乳がん、遺伝性は全体の5~10%」をご覧ください。

お話を聞いたのは…
中村清吾(なかむら せいご)先生
昭和大学医学部乳腺外科教授、昭和大学病院ブレストセンター長/日本乳癌学会理事長
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